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ブログやめました

ブログやめました!

今年の春から勉強していた保育士の試験、昨日ようやく実技試験が終了しました…疲れた…あせる



造形と言語選択で、当日、造形はまさかの「動物園に遠足」がお題…難しすぎて焦りまくり手が震え…でも時間内でいくつかあった課題をクリアでき一安心o(;△;)o汗

言語はおむすびころりんを選択し、無事練習通りにお話することができました(´∀`)


本来は夏に筆記試験、秋に実技試験があるのですが、私の地域は台風で試験が延期になり…

正直台風に生かされました(;´▽`A

結果発表・再就職までの間、創作活動に打ち込みます(`∀´)!!

初春の賞に応募できるよう、がんばろうアップ三 (/ ^^)/

本日ご紹介するのは長編ファンタジーだ。


メメント・モーリ/理論社
¥1,944
Amazon.co.jp


文/おのりえん
絵/平出衛



このままこの家にいたら、「おしいれのがいこつ」になってしまう――


自分に失望し、家を出たいと望んでいる主人公「ほほ」。

風の鬼ヨロイと出会い、鬼の国へ導かれていく。


鬼の国では長きにわたり、同じ一日を繰り返していた――


心理描写の優れた、心が晴れ渡るファンタジーだ。



おすすめ度★★★★★



―――――以下感想(感想にはネタバレを含む)―――――


子どものころこの本を読み、ずっと心に引っかかっていた。

その時も、とても良い本だと思ったのだ。


しかし、あの時は最後まで読めなかった。フロー・ヒールが痛めつけられる場面に感情移入しすぎてしまった。ほほも、フロー・ヒールも、自分とそっくりだと思った。


著者は大学院で心理学を勉強していたらしい。

それが関係しているのかはわからないが、この物語は大変心理描写に優れていると感じる。

誰もが持っている「引け目」を、ここまで露わに、目立たせ、克服させている物語はそうないのではないだろうか。


主題はそれだけではない。

さまざまな人物の心理が織り交ざり、解決の糸口を見つけてゆく。


そして、織り交ざった人物たちの心理の向かうところが、最後の詩でひとつになっている。


見えるものだけが、すべてではなく、

見えるものだけが、真実ではない。

いいものがすべて、いいわけでなく、

悪いものがすべて、悪いわけではない。

強いものが、弱いときがあり、

弱いものが、強い時がある。


生まれた場所が、永遠の場所ではない。

生まれついたものが、永遠のものではない。

変わらないものも、変えられないものもない。

得るものもあれば、失うものもある。


ただ、誰の上にも等しく訪れる死のとき、

先に行く者に、恥ずかしくないように、

生き残った私は、前に進もう。


メメント・モーリ、

         死を想え。

メメント・モーリ、

         死に立ち向かえ。

メメント・モーリ、

         死を想えば、生が見え、

         生を想えば、死が見える。

メメント・モーリ、

         死を想えば、

         誰のせいでも、誰のものでもない、

         自分の生がそこにある。

メメント・モーリ、

         振り返ることより、今を生き残ろう。

         また出会うときのために。




この詩が、余韻を強固なものにしていると感じる。


著者は長編はこの一冊のみ。あとは絵本をかいている。

また長編を書いてほしいものだと思う。





はじまりはじまり!

本日紹介するのはこの絵本。

富士山うたごよみ (日本傑作絵本シリーズ)/俵 万智
¥1,404
Amazon.co.jp

文/俵万智

絵/U.G.サトー


さまざまな奇抜でのびのびとした表情の富士山のイラストと、現代の女流歌人俵万智のゆたかな歌が共鳴しあう、絶品絵本。
表現力、と言ってしまえばそれまでなのだが、これを読み終わると、作者の体で四季を感じてみたい!という気持ちになる。


おすすめ度

★★★★☆


_____以下感想(感想にはネタバレを含む)_____


五感という言葉がある。人が外界を感知するための感覚機能だ。


私はこの絵本を読んで、作者二人には五感なんてものではなく、百感ほども感覚機能が備わっているのではないかと感じた。作者たちが世界から感じている事象の数が圧倒的に多い。そんな気がするのだ。


例えば、セロリが「わんと」とはどうしたことだろうか。この表現には、「ふぁさっと」では表しきれない、セロリ自体の意思のある勢いが感じられる。「しゃかしゃかはりり しゅかしゅかぱりり」とは。ああ、枯葉を踏む音なんて、私には「ガサガサ」としか聞こえないかもしれない。すこしだけ水分をふくみやわらかく破れる葉や、乾ききってあっけなく破れる葉、いろんな葉っぱの音が耳のすぐそばで聞こえるような、新鮮な表現だ。


言葉だけではない。こんなものまで富士山に見せてしまうのか、そう感嘆せずにいられない一瞬のまぼろしのような絵。描かれているものの枠をこえ、想像が膨らむ。かわいい、きれい、すごい、かわいそう……子どもたちがものごとに対して持つ一辺倒な感想。この絵本は、表現の豊かさによって、そんな子どもたちの思考の幅をぐんと広げてくれる。


「自分だけの夏のしるしを見つけるのも、楽しいね。」人生は楽しい方がいい。今まで感じとれなかったこと、考えもしなかったことをそっと教えてくれるこの絵本は、子どもたちの人生を豊かにするきっかけを与えてくれるだろう。