作業開始からおよそ6時間後の午後4時。ブレーキローター交換は終わったが、フロントは上げたまま作業を続行した。タイミングベルト類の交換にはエンジンルームの上からも下からも外す部品があるからだ。
既に交換済みのフューエルフィルターと併せて、ベルト周りの部品価格は以下の通り。


タイミングベルト交換とは言ってもついでに交換する部品はたくさんある。金額ではウォーターポンプやテンショナの方がベルト類より高価なので、ウォーターポンプ・テンショナ交換と言っても良い。
バッテリーとスターターモーターを外したら、アンダーカバーを外す。アンダーカバーの中にはどこかのオイルっぽいものがかなり漏れていた。ヘッドカバーだけではなさそうだが、急を要するほどのものでは無さそうだ。
エアクリーナーを外してパワステベルト、エアコンベルト、ベルトのカバー、デスビを外すとようやくタイミングベルト類が見えてくる。最下段中央のクランクシャフトプーリーをデカイレンチで回して、ピストンを上死点に合わせる。
左上のデカイのがカムシャフトのプーリー。上死点を合わせる為のマークが入っている。
こいつが今回の主役、タイイミングベルト。クランクシャフトの回転を利用してカムシャフトを回すためのものだ。どうやら一度交換しているらしく、うっすらPORSCHEのロゴも残っておりまだまだ使えそうだが、この辺のパーツについては寿命が来るまで使ってしまうとエンジンに大ダメージを与えてしまうので、早めに交換するのが良い。
左中段にあるのがウォーターポンプの頭部分で、中央がベルトテンショナー。部品価格で言うところの今回の2トップだ。中央上段にある黒いプラスチックのローラーも今回交換する。ウォーターポンプはこの奥に本体が埋まっている為、ベルトカバーの裏面まで外さなければならない。また、テンショナーは右にあるピストンから思いっきりテンションが掛かっていて、怪力でピストンを縮めないと外れない。交換の難易度で言っても揺るぎのない2トップだ。
テンショナーは破壊覚悟でバールでこじったりしてなんとか外せたが、背面のカバーを外すには右上のプーリーを外さなければならない。ここが今回一番苦労したところだ。ほとんど見てただけだが苦労は伝わった。
いろいろと試行錯誤した結果、外した古いベルトを利用して、プーリーを固定する工具を即席で作ってプーリーを固定しながら中央のナットを回す事でなんとか外す事ができた。写真は指先のファンタジスタこと、熱血メカニックhassyが奮闘しているところ。この時点で時計の針は午後7時を回っていた。
左が苦労の末に外したウォーターポンプ。右側が新しいウォーターポンプだ。国内末端価格9万円の代物だ。
ウォーターポンプとエンジンブロックの間には水漏れ防止の為のガスケットが入るので、固着している古いガスケットを削り落としてから装着する。新しいベルトを装着するのにも苦労があった。テンショナーのピストンが引っ込まず、テンショナーを入れるとベルトが掛からないし、ベルトを掛けるとテンショナーが入らない。どちらも新品のパーツなので外す時のように無茶をするわけにはいかない。
試行錯誤を繰り返し、結局ピストンを外して、ベルト、テンショナー、ピストンの順番でなんとか装着する事ができた。
試行錯誤を繰り返し、結局ピストンを外して、ベルト、テンショナー、ピストンの順番でなんとか装着する事ができた。
ベルトカバー、デスビ、エアクリーナー、スターターとアンダーカバーを元に戻せば終了。この辺で赤い稲妻さんが応援に掛け付けてくれたのだがすっかりお喋りに夢中になり、お手伝いも写真撮影もしていなかった。掃除を含めて全ての作業が終わったのは深夜12時近くだった。
尚今回、エアコンのベルトが品物違いだった為返品する事となり、パワステベルトの交換もついでに次回に持ち越しとした。また、ヘッドカバーガスケットの交換も時間の都合で見送りとなった。
しばらくブレーキをなじませる為周囲を軽く周回してから岐路についた。
熱血メカニックhassyさん、御手伝いしてくれたpaoさん、見物に来てくれた赤い稲妻さん、遅くまでありがとうございました!!
次回もヨロシク!!(笑)