俺の968のタイヤは購入当初からヤバかった。

イメージ 1フロントはピレリのP7000というタイヤ。

イメージ 2リアは「conti sport contact」と書いてあるが、あまり聞かない。タイヤには全く詳しくない俺だが、前後共にヒビの入り方が尋常じゃ無いので、ヤバイ感じな事だけはわかる。ポルセンでもすぐ換えた方がいいって言われたし。半年くらい前に。

なんとなくそのうち、と思いつつほっといていたのだが、先日ヤフオクでたまたま中古タイヤを見ていたら掘り出し物に出くわした。

【★9部山ポテンザGⅢ 225/45 255/40 ポルシェサイズ 】現在価格 \12,345

なんと、9分山4本が最落無しでこの価格。サイズもピッタリだ。ポルシェサイズと書いてあるが964はたしかフロントがもっと細いのでモロに968サイズだ。残り6日、これは要チェックだ、と思ったら希望落札価格が設定されていた。ここがオークションの面白いところで、希望落札価格が無ければオークション終了間際に入札を頑張ればいいのだが、希望落札価格が設定されていると、誰かが希望落札価格で入札した瞬間にその人のものになってしまう。最終的に希望落札価格まで上がらずに落札できるかもしれないし、今こうして悩んでいる瞬間に誰かが落札してしまうかもしれない。

その希望落札金額とは・・・「\20,000」。

何を悩む事があろうか。9分山のタイヤが4本2万円で買える。新品ならば、激安店で最低レベルのタイヤを買ったとしても4本で4~5万円はするだろう。それが天下のブリジストン。しかもポテンザ。よくは知らないがF1やレーシングカーのスリックタイヤにデカデカと「POTENZA」と書いてあったりするアレだ。高級感が漂いまくっている。タイヤのビード部分(内側のミミ)に傷があるようだが支障の無いレベルらしい。当然希望落札価格で入札。
出品者は以前964に乗っていた時にパラカップ(サーキット走行会)でご一緒した事のあるkohakuさんだった。

丁寧に梱包されたタイヤが昨日の夕方無事届き、今日近所の中古タイヤショップに履き替えに行く事にした。

イメージ 3いきなり悩んだのがタイヤの積み方。屋根を開けなければ絶対に無理だ。苦肉の策で輪投げのごとく助手席バックレストにハメた。

イメージ 4昔のモンテカルロラリーか!
これでは屋根は閉められない。雨が降ってきたらタイヤを不法投棄するしかない。

走り出してみて気づいたのだが、右後方は視界ゼロ。気をつけながら中古タイヤショップに向かった。何故中古タイヤショップに向かったかというと、持込での履き替えをなんとなく頼みやすいのと、あわよくば今履いているタイヤを買い取ってもらえたらラッキーと思っていたからだ。以前この店でカチカチのピレリに意外に値段がつき、交換工賃を払ってもおつりが来た記憶がある。

そんな期待を胸に到着。一応見積もりをお願いしたがパッと見でヒビだらけなので、これじゃ買い取れないと言われてしまった。

よくよく考えたらそれで良い。買い取れないほどの状態だから履き替えるのだ。買い取れないほどの状態だからこそ、履き替える意味があるのだ。ちなみによく見たら、右後輪はP7000だった。つまりコンチなんとかは左後輪のみ。左右で銘柄が違う状態なのにまったく気づかずに乗っていたようだ。気づいていたらもっと早く交換していただろう。

店長らしき人物が若手作業員達に言う。
「お前らポルシェやった事あるか!」
「いえ、ありませんけど、やってやれない事は無いと思います!」
「俺もそう思います。やればできると思います!」
「よし、やってみろ!」
というような冗談みたいなやりとり(概ね真実)の後、車を移動。

すると、ピットの手前で、「ここで停めて下さい!」と言われた。

イメージ 5いくら天気が良いからってピットの外で作業するか。一抹の不安がよぎる。
と思ったが、ピット内でのタイヤの脱着も含めて作業の全貌を見る事ができたので、逆に安心できた。
途中、先輩社員みたいな人が来て「お前ら!ポルシェはなぁ、フロントを上げるとリアも上がるんだぞ!」というような事を言っているように聞こえたが、それは911の話でしかもフロントじゃなくてリアだ。

作業を見られているせいかかなり丁寧にやっているようでやたら時間が掛かったので、途中で飽きて待合所で雑誌を読んだ。

イメージ 6工賃は4本履き替えとバランス取り、タイヤ処分量込みでジャスト1万円(税別)。乗心地はというと、タイヤにうとい俺にもさすがによくわかるくらい良くなった。静かで振動が無くてグリップがいい感じがする。前のタイヤが酷すぎたせいもあるだろうが。

これで安心してガンンガン踏めるぜええええええええ。踏まないけど。