今回は
『愛の流刑地』
を観ました
渡辺淳一さんの長編小説が原作で
2007年に映画化されました
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東京に住む作家の村尾菊治(豊川悦司)と
村尾の家で性行為を行っていた
徐々に熱が入り
冬香は
「本当に愛しているなら首を絞めて殺して」
と言う
村尾はその言葉を受け
首を絞め
本当に殺してしまう
自ら警察を呼び逮捕される村尾
裁判が進むが
村尾は
愛情の果てにたどりついた結果を
法律という型にハマったもので
裁くことができるのか不満に思う
愛を極めた者の行く末は
どうなってしまうのか......
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この映画は
殺人サスペンスでもなく
不倫モノの裁判についてでもなく
"愛"について
深く掘り下げた映画です
もちろん恋愛を通り越して
人を愛するということが何を意味するのか
について深く深く考えさせられます
殺人は法律違反なので
刑罰が与えられ刑務所に何年も入れられますが
それすらも"愛"の一部と捉えられるのです
村尾は「戯れ」という言葉を嫌いましたが
村尾にとって冬香と触れている時間や
離れていても感じ合えていたら
それは「戯れ」という言葉では形容できなくなり
強いて言うなら
"愛"と言い換える他ないのです
複雑ですねぇ
猿のように
わかりやすく毛づくろい出来たら
"愛"の形も複雑にはならないでしょうに......
人間とは難解な生物です
ぼボぶ