#未来のためにできること






⚫️世界レベルの変革

今、世界は大きく変わろうとしている、いやすでに大きく変わってきている。

それは目覚ましいテクノロジーの進化、特にAIDXによるイノベーションがもたらす社会だ。


日常生活から戦争まで、ほとんどのモノやサービスが革命的な変化を起こしている。

このイノベーションの世界的な波の中で日本は後進国と言われている、我々の見えてる範囲でも諸外国の技術革新は凄まじく、無人の自動運転の車が既にサービスを開始していたり、医者に代わってより精密な診断を行う、無人の畑をドローンが手入れや収穫を行っている、これらは全て実験ではなく日常になっているのである。


⚫️日本のDX教育

日本では残念ながら、その多くが実験段階であり、他国のサービスを受け入れる方が多いのが現実である。

これは日本の技術や経済の中心で支えるの労働人口が日本語の壁と少子高齢化により、デジタル人材の不足と、世代間や業界間でシナジーを発揮できていないことも大きな理由だと考える。


企業が事業レベルでベテラン社員をリスキリングするだけでは、この先進性を高めることは困難だと言わざるを得ない、もっと早く若い世代、子供たちからその才能を育てていかなければ間に合わないのが日本の実情であろう。


日本の教育は文科省を中心とした教育制度を司る各機関が握っている、当然ながらDXの模範を示し、必要性を体現する見本となることが最優先であり、これまでの現場に任せきりの画一的な教育から変革しなければならない。

一番大事なのはDXは押し着せの変革であってはならない、この点でも国の対応は慎重にならねばならない、効果的なDXは効率だけではなく幸福でなければグローバルに太刀打ちできないのである。


子供達のデジタル、ITリテラシー学習環境は著しく低く、先端技術に触れ学ぶことはまだまだ日常化しておらず、ましてやそのビジネス化については一般企業ですら十分な実力を備えてはいない。


⚫️子どもたちが学ぶ意味


それはただそれっぽい事例を教えるのではなく、子どもたちがそういった技術やビジネスに触れ考える機会を徹底的に増やすことだと考える。これからの社会を担う子供たちにとって、これらの技術に早い段階で触れることは、未来の可能性を広げる重要なステップとなるでしょう。


そのステップの一番は、知識をインプットすること、簡単にいうと言葉を覚えることである。

言葉を覚えることで日常からインフォーマルエデュケーションが充実し、興味を持って無意識にレベルを高めることができる、簡単にいうと日常会話のレベルを上げることである。


子どもの頃覚えたことは一生モノになる可能性は高い、特に家庭内の会話が子どもの知的好奇心に影響を与えることも考えると、親子、ファミリーでDXリテラシーを高める必要があるだろう。


⚫️具体的な取組み

わたしは、2018年ごろから日本イノベーション融合学会主催のDX検定提供を通して、DXの普及を目指してきたが、特にこの度「子供達にAI、DXを学ぶ機会を」を合言葉に「未来をひらくDX人財育成プログラム2024」を提唱することとした。


これは学校教育で画一的な授業にしてしまうことで、子どもたちの才能開花の機会を失わぬよう、社会全体で知的好奇心をくすぐるような取り組みを少しでも増やすためのとりくみである。


学校教育でプログラミングやデータサイエンスの授業を取り入れることで誰もがリテラシー教育を受けられる反面、それが受験に関係あるかないかに左右されてしまったり、一人一人効果的なラーニングスタイルは違うはずなので、その科目が嫌いになるようなことの内容、さまざまにアプローチを用意することです。


わたしの所属する学会では、残念ながら豊富な資金があるわけではないので、まずは提供しているDX検定(11月17日実施)を低価格で提供することに始まり、今年度はそのモチベーション施策として①大人を凌駕する日本一の小学生を認定する「DX博士ちゃんチャレンジ2024」、

②小学生から大学生まで3人チームでの対抗戦「DX甲子園2024」、親子などファミリーで得点日本一を目指す「ファミリー日本一」用意しました。

③また、受験勉強で終わらぬように、各協賛団体からの提供による体験会やセミナーを行う

DXイノベーションアカデミー2024」を7月から開始しています。


今年度はまだまだ社会全体に広がるトレンドにはなっていませんが、より多くの協賛企業や学校、団体の連携を得て、さらに子供たちの好奇心や創造力を引き出す環境を充実していきたいと考えています。


例えば、AIを活用したゲームやアプリケーションを作るプロジェクトを通じて、子供たちが楽しみながら学べる場など提供します。これにより、学びのモチベーションが高まり、自発的にAIDXについて深く学びたいという意欲が生まれるでしょう。


私たち大人ができることは、子供たちがこれらの技術に触れる機会を広げるだけでなく、彼らの探求心をサポートすることです。親や教師、地域のリーダーが一丸となって、AIDXの重要性を理解し、その知識を次世代に伝えることが求められます。未来の社会を築くのは今の子供たちです。彼らがAIDXの知識を持ち、それを活用できる力を身につけることは、持続可能な社会を実現するための大きな一歩となります。


私たち一人一人ができる小さな取り組みが、やがて大きな変革をもたらすでしょう。子供たちにAIDXの魅力を伝え、未来を担うリーダーを育てるために、私たちは今から行動を起こす必要があります。それが「#未来のためにできること」なのです。