2001年ごろ、私は"eCRMを活用した重要顧客のリテンション推進"という、いわば「宇宙語」のようなミッションを担当していました。


情報システム部門で10年過ごした私にとって、10年ぶりのマーケティングの世界はまるで外国語。加えて、eCRMは私が異動する前からあったプロジェクトで、正直言って具体的な内容を理解している人は誰もいませんでした。笑えることに、私は異動する前からこのプロジェクトに巻き込まれていました。


このプロジェクトでは、NTTグループのシステム会社と電通の子会社を選定し、大前研一氏が推薦するBROADVISIONというシステムを導入しました。これがなんと、数億円もの費用がかかる大型プロジェクトだったんですよ。面白いことに、この二社は最初から衝突しまくりで、私の手腕が試されたものです。その中で、当時電通子会社の責任者だった金森氏とは、今でも親交があります。


この話は実はもっとたくさんのエピソードがあるんですが、それはまたの機会に。現在、私は戦略的アライアンスの推進を担当しています。前職はアライアンスだけで業界トップクラスの研修会社だったので、その経験を活かし、「行列のできる研修会社」をアライアンスで実現するための企画を考えています。


私が目指すのは、「戦略的アライアンス」。多くの人が単なるパートナー管理を想像しますが、実はもっと戦術的で、ただの委託業務ではありません。「委託ではなく協業」がキーワードです。


そこで、私は自分の経験を活かして、新しいアイデア「PRM: Partner Relationship Management」を考えました。検索してみると、実は既に存在していましたが、私にとっては新しい発見です。



私の神バイブルの1つ「CRM―顧客はそこにいる」はなんと2001年出版ですね。時代は変わっても、この考え方の新鮮さは色褪せません。


さて、古本屋で売ってしまったかもしれないその本を、もう一度読もうかな

 

 

【参考】

~ 第1回 CRMeCRMの違いとは? ~ : 最新!e-mailマーケティング事情 - ITmedia エンタープライズ

https://www.itmedia.co.jp/im/articles/0101/15/news001.html