マイナス環境にあっても | 日米★つまみ食い育児ログ

マイナス環境にあっても


椎名篤子『凍りついた瞳が見つめるもの―被虐待児からのメッセージ』を読む。
育児書・教育書というものは、概して、親が子どもに対して自然に行なっている愛情表現に何がしかの“プラスアルファ”のはたらきかけを提案するものだ。
ふだんそういう本ばかり読んでいる私にとって、この本で明かされる親子関係・近親関係は、まさに衝撃だった。
学校に行かせない、家でも勉強どころじゃない、と教育的に“マイナス”どころか、ご飯もろくに食べさせない、激しい暴力や水責めなど、生命の危険さえ感じさせるような虐待の記録が、次々と出てくる。・・・