あの日から数日が過ぎたが良太とは全くと言っていいほど関わりがなかった

『あの頃とは違うしな。。』

あれから約10年の月日が経てば、少しはお互いが変わっていったのだろう
そう思いながら、今日も仕事に向かう

『毎日朝からしんどいんだわ。。』

一度そう思うとなかなかやる気が出てこない

その時だった

『ちょっといいか?』

聞き慣れたその声は俺のやる気をさらに無くした

『シカトするなんて偉くなったな』

うるせぇよ
そう思いながらも

『なんだよ、良太。』

『昨日俺が他の班員ともめた事知ってるか?』

『知らねぇし、勝手にやってろ。』

『それを周りに上手くフォローしてくれ。』

こいつは俺に何言ってんだ
都合のいい時だけ利用しようってか

『ふざけんなよ。』

そう言って良太を強い目で見つめた

『そうか。』

そう言って良太は去って行った
その目はとても悲しかった