https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2022/12/story/snowmonkey/
長野県上高地
ここに生息するニホンザルが『生きた魚を捕まえて食べる瞬間』の撮影に大学やNHKなどのグループが世界で初めて成功した。
「サルが魚を捕まえた」というと、何だかほっこりするような話にも感じるかもしれないが、実は「サルの仲間が魚を捕って食べること」は極めてまれなこととされている。
少なくともニホンザルではこうした行動が確認されたことはなく、科学的な調査で明らかになった新事実なのだ。
この映像は2022年11月に国際的な科学誌にも掲載された。
新たに確認されたサルたちの行動。
その行動から見えてきたのは、極寒の地で生きるニホンザルたちが会得した独自の「サバイバル術」である可能性だった。
調査の現場を密着取材していたNHKの取材班が、世界に衝撃を与えたサルたちの行動の秘密や撮影の舞台裏を伝える。
「ダーウィンが来た!」の映像に世界が衝撃!
![](https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/assets/images/post/2022/12/b38d5e91f41c1ac2751c80369c192859-716x403.png)
2022年7月、1つのニュースが世界中のサルの専門家たちを驚かせた。
「ニホンザルが生きた魚を捕まえて食べている」。
その瞬間の映像を世界で初めて撮影したというニュースだった。
撮影したのは、生態学が専門の信州大学理学部の東城幸治教授やNHKの自然番組「ダーウィンが来た!」の撮影クルーなどのグループ。
「サルが魚を捕まえて食べる」という行動は極めてまれなことで、世界でもほとんど報告例がなかったという。
「本当にサルが捕ったのか?」
国内外の生態学者やサルの研究者が注目する中、その映像は、2022年7月24日の「ダーウィンが来た!」で放送され、その年の11月には、国際的な科学誌「Scientific Reports」にも掲載された。
すぐに映像を確認すると、、、
バッチリだ!完ぺきに撮影できている。