戦いの相手は この二匹のカラス
前哨戦は もうすでに一週間前に始まっているのだが
今日は 新たにこの二匹からの宣戦布告を受けた
話は二週間ほど前になる
仕事場の ある建物の屋上に出ると カラスが襲ってくるとの情報があった
数人で 高枝バサミや 柄の長い棒などを持ち ヘルメットかぶって屋上へ
すると二羽のカラスが 襲ってくるでもなく 空中を旋回したり他の建物の屋上からこちらを眺めたり
目が合うと カラスは怖くて襲ってこれないが 背を向けた瞬間に襲ってくる
襲ってくる理由は 巣に卵があり これを守る為に人間を近づけないように威嚇するのだ
子供のころ 我が家のそばには尾長鳥が沢山いて 良く羽根で頭を叩かれたものだが
カラスと対峙するのは初めてのこと
近くに必ず 巣が作られているはずで それを探す事にした
やっとの思いで見つけたのが上の写真
愛器のカメラの望遠を使って やっと木の下から確認できた
良く見て貰いたい
何本ものハンガーが木の間にある ホワイトやブルーのハンガーが見てとれる
思ったとおり 最初に注目した木に巣があった
巣を見つけてから数日
毎日のように この巣の近くにいて カラスを挑発した
他の人間が通っても何もしないが 私が行くと カラスの行動が変わる
『嫌なやつが来た！注意しろ。』とでも言っているように カラスが鳴き始める
すると一羽しか居なくとも 相棒のカラスが寄ってくる
そして何やら 私の居る事を話し合っているようだ
身を隠してみる
すると 私の姿を探して一羽が旋回して探す
カラスは頭が良いから 人の姿を覚えていると言う 完全に覚えられた
毎日 私の挑発が続く
煙突の上の 黒い点のようなものが カラスで
右側の木の上に カラスの巣がある
この写真を撮った時は もう一羽は空中を旋回していた
そして今日
午前中に この近くに行って カラスを挑発 襲ってくるのを待った
襲って来た時は 必ず目が合わない後ろから狙ってくる
二羽が連携して 一羽は背後に回ろうと機会を狙ってるのが判るから
二羽の位置を確認して 絶対に目を離さないように行動する
午前中は何事もなく過ぎた
そして午後に入り 仕事で かなりこの場所から離れたところから
様子を見ながら移動していたのだが・・・
とても暑かったので 他の樹木の日陰で休んでいた
すると急に 誰かに頭を叩かれた
それは人間が平手で思いっきり叩いたような痛さだった
『誰だ！』と振り向くまもなく 黒いものが飛んで行った
「やられた！」 カラスにまんまとやられてしまった
カラスは 私をあざ笑うように 近くの建物の屋根の上にとまる
建物といっても 平屋の建物だから 距離は直ぐ近く
完全に私を狙って 攻めてきた カラスからの宣戦布告である
悔しかった
今まで隙を見せずに挑発したのだが 気の緩みでやられてしまった
叩かれた痛さより やられたショック！が大きい 悔しい
羽根で叩く 側を威嚇して飛ぶ
そんな攻撃ではない 完全に体当たりしてきた こりゃ戦うしかない
明日 明後日は仕事は休みだから 勝負は来週
必殺剣で 刺し殺す覚悟で戦うつもり（笑）
わざと隙を見せて 後ろから飛んでくるカラスを返り討ちにする
いよいよ我が家秘蔵の 仕込み杖が登場する（笑）
必死剣「鳥刺し」
映画の公開前に 私が実践する