木曜日は雨がひどく 帰りも歯医者の時間があることからカミサンが車で送り迎え
ただ気掛かりな事が一つあった
水曜日に見た 八百屋の前のツバメの巣は ヒナたちが大きくなり過ぎて巣から溢れている
そろそろ巣立ちの頃合いで 木曜日に巣立ったであろうと諦めたいた
金曜日の昨日
梅雨の晴れ間で とても良い天気
バスを降りて いつもの「おでんや」さんの前を抜けて ツバメの巣に近づいてゆく
角を曲がると八百屋が見えるが 店のシャッターは半開きで おばちゃんは居ない
向かいのツバメの巣を見ると あぁ~やっぱり巣立った後だった
残念と思いながら横断歩道の前に来ると 鳥が数羽飛んでいる
飛び方から見てもツバメではなさそう
信号待ちをしながら よくよく見るとツバメかな?
角の今川焼き屋のおばちゃんが居たので「あれ、ツバメかな?」と云うと
「そう、朝から飛んでるんだけど、最後の一羽が中々飛べなくてね。時間が掛かったのよ。」
「今年は5羽全部巣立って良かったぁ~。去年は何羽かカラスにやられてね・・・」
と教えてくれる
巣から飛び立つ姿が見れなかったのは残念だが ヒナたちの飛ぶ姿が見れて嬉しい
帰り
いつもより遅くなった夕方 角の今川焼き屋のおばちゃんに声を掛けると
またまた出て来てくれて 今日のツバメの様子を話してくれる
中々上手く飛べなくて 親鳥が側について 教えている
空を見上げると 電線に五羽のツバメが並んでとまっている
良く見ると 離れた一羽は尾の羽根がピンと伸びてツバメらしいが
ほかのヒナたちは 雀と見まごう如く尾羽根が伸びきっていない
チッチと云うような声を出している
元気に飛んでいってしまうと淋しいね とおばちゃんと会話
八百屋のおばちゃんも私を見つけて
「旦那さん、今日ツバメ飛んでいっちゃぅたよ。まだそこに居るけど・・・」と教えてくれる
3ヶ月 毎日のように朝夕歩く道だが
ツバメの巣を見つけた事で 八百屋のおばちゃんと今川焼き屋のおばちゃんと会話するようになった
ツバメが居なくなるのは淋しいが おばちゃんたちと仲良くなれたのは嬉しいね
「これでまた来年が楽しみだね」