神田神保町「さぼうる」 | 逢えるじゃないか また明日 PartⅡ

逢えるじゃないか また明日 PartⅡ

ボスザウルスの隠れ家から「逢えるじゃないか また明日 PartⅡ」に変更しました。yahoo!ブログの閉鎖に伴い、アメブロに移動し、合体させました。引き続き宜しくお願いします。

ただ今編集中に付きしばらくは不完全ですので宜しく。

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今では懐かしい響きの「喫茶店」と云う言葉
それにも増して 「山小屋」とか「ロッジ」などは もっと懐かしい響きがある
このお店を表すには「山小屋風 喫茶店」とか「ロッジ風 喫茶店」が適切なのかもしれない

昭和30年にオープンして既に50年以上が経っている
丸太とレンガで作られて店は昔のままで 
入り口には何故かトーテンポール その隣には今では懐かしい赤電話が置いてある

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この店を目指してやって来たのには理由がある
日活の石原裕次郎 小林旭 赤木圭一郎と共にダイヤモンドラインの一翼を担っていた和田浩治
彼が俳優としてデビューする前から頻繁に来ていた店なのだ
今年『想い出の和田浩治』という素晴らしいHPの管理人さんのまゆみさんが
徳島から水戸の和田さん(ヒデ坊)のお墓参りのあと 「さぼうる」に来られた
その事を聞き及んで 是非にときた訳である

入り口を入るとご主人らしき人が出迎えてくれる
「実は 和田浩治さんのファンの者ですが 和田さんが来ていたと聞いて 来たのですが・・」 
怪訝な顔をされるご主人の案内で 中二階の席に座る
店内はそれこそ山小屋風 ランダムに並ぶ席は決してゆったりとはしていない
身体の大きな私など 身体を丸めるように座った

間もなくご主人がアルバムを持って私の席に来てくれた
そこにはハッピ姿のヒデ坊の写真 地元の祭りで神輿を担いだ時の写真
忙しい店内は満席に近く 出入りするお客の対応に忙しいご主人
暫くして私の横の席にご主人が座られ 少しお話が出来た

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「彼に兄貴がいましてね、その兄貴が良く来てたんですよ。彼はそれでくっ付いて来た。」
「そうそう、貴方の言うとおり『ヒデ坊』って呼ばれてたね。ヒデ坊ヒデ坊ってね。」
「父親がこの裏のすずらん通りに『リズム』って店やっててね。今は寿司屋になってるけど・・・」
窓際の席がヒデ坊や仲間の定席だったという
あいにく ご婦人の三人連れが座られている 窓側の席はこの一角だけ
帰り際 偶然ご婦人達も帰られたので 直ぐに片付けて頂いて 写真を撮った
後ろではもう 次のお客が私が写真を撮るのを待っている(笑)

ご主人の話では ヒデ坊は何時もドラムのスティクを持っており
このテーブルを叩いていたと教えて戴いた

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店の隣りは「さぼうる2」で こちらはレストランになっているらしい
ご主人から名刺とマッチと案内文を戴き帰ってきた

アルバムには沢山の芸能人の方の写真があったが
『失楽園』や『東京日和』などの映画のロケに使われたと言う
レンガの壁には 沢山のサインや落書きがあるらしいが 私の席からは見えなかった
土地柄 芸能人ばかりでなく文化人が沢山訪れるお店だ
サービスで出して頂いたシャーベットも美味しく戴いて来た