「王様と私」
この映画こそ、「Shall We Dance?」の元祖ともいえる作品。この映画に使われた曲なのだ。
この映画こそ、「Shall We Dance?」の元祖ともいえる作品。この映画に使われた曲なのだ。
1956年度のアカデミー賞 主演男優賞 ミュージカル音楽賞 美術賞 衣裳賞受賞作品
監督 ウォルター・ラング
出演 デボラ・カー ユル・ブリンナー リタ・モレノ
監督 ウォルター・ラング
出演 デボラ・カー ユル・ブリンナー リタ・モレノ
この映画を見たのは、製作されてから10年近く経ってからだと思う。当時はミューカルブームだったのか、とても多かったような気がするし、ミュージカル映画というジャンルはとても大きなものだった。「サウンド・オブ・ミュージック」「ウエストサイド物語」「ボギーとべス」印象に残る作品が多い。とりわけこの映画は、私にミュージカル映画の面白さを教えてくれた。
無名の役者だったユル・ブリンナーは、ブロードウエイでの舞台のオーディションで主役に抜擢され、この映画でも主演を演じ、見事「オスカー」を獲得する。見事なスキンヘッドで
我々にも印象強く「隊長ブーリバ」「十戒」「荒野の七人」など日本でも馴染み深い俳優だ。
我々にも印象強く「隊長ブーリバ」「十戒」「荒野の七人」など日本でも馴染み深い俳優だ。
イギリスからシャム国(タイ)にシャム王の王子や王女の教師としてやって来たアンナ。このアンナ役をやったのがデボラ・カー。知的で気品にあふれた美女で、大人の女性を感じたものだ。王様とのやり取りが楽しい。あの大きなスカートの中は・・・(笑)そんな面白さも有る。脇役のリタ・モレノは、「ウエストサイド物語」でも印象的だった。あの「アメリカ」を歌っているのが彼女だ。
数々の名曲とともに、時代的な背景や、異文化の交流過程は、見ているものには面白く楽しいものである。この作品は、日本でも舞台化されたし、最近リメイクされた映画が出たようだったと記憶している。
それにしても昔のパンフレットは、カラーも少なく、粗悪な印刷であったものだ。そこが又歴史を感じさせて良いのだが。