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最低の投票率の中で自民党が圧倒した衆議院選挙。
開票が発表になる午後８時には、当選確実が発表されるという、なんとなく違和感のあるテレビ報道が流れる。今までのテレビ放送とは少し違うのは、各党の当選者を数字で表すカウンター。自民党の数字が物凄い勢いで流れてゆく。あっという間に100を越え、その後もくるくると変わってゆく。自民党圧勝。
気になる東京１８区は、数字が出てこいない。
さすがのNHKも民放も、出口調査だけでは当選確実を出せないような激戦が続いているようだ。前総理菅直人氏と、三度目の挑戦となる元武蔵野市長の土屋正忠氏、それに国替えをして登場した若手の無所属横粂勝仁氏。
良く知らなかったが横粂氏は、テレビ番組「あいのり」に出演して総理のニックネームが付いていた人で、若者にはその知名度は高い。
実質的な戦いは、菅さんと土屋さんの戦いで、三期前の戦いは土屋さんの初挑戦。
地元武蔵野では圧倒的な支持をを得ている市長で、市長任期中には、数々の実績を残している人。今では全国的に走っているコミュニテー・バスを最初に走らせたのも土屋さん。わが父が最初に師範を務めたママさん剣道も、武蔵野発である。
そんな初挑戦も、接戦で、当選が決まったのも深夜だった。土屋さんは比例区で復活して初当選。二度目の戦いは、民主党に風が吹きまくっていた前回で、この時は菅さんの圧勝。そして今回・・・
二人共泥臭い選挙活動を行っていた。
１１時の段階での速報で土屋さんやや有利。そして１１時半過ぎに土屋さんの当選確実が出る。その顔には笑顔はなく、自民党圧勝に、逆に気を引き締めているようだ。今日の午前３時頃、菅さんの比例区での復活当選が決まる。
疲れ果て憔悴しきった、元総理の見る影もない姿が映し出される。
土屋さんと菅さんの得票差は10000票強、接戦だった割には票差が開いた。全国の顔の菅さんと、武蔵野地域の顔である土屋さん。明暗が別れた。
さて昨日は、うめを連れての投票。
比較的暖かい日差しを浴びながら元気に投票所に向かう。投票所は地域のコミュニティーセンター。投票は４つ。
衆議院小選挙区、比例区、都知事選挙、裁判官国民審査の４票を投じる。すでに投票する相手を決めていたから、濃い目の鉛筆で目の前の立候補者の名前を確認しながら書き込み投票する。
待たせていたカミサンと交代して、うめと外で待つ。
足長おじさんの私とうめ。
ワンコを連れた人たちがたくさんいる。高齢の方の介助をしながらやって来る市民の方々。比較的投票者が多い様に見えるから、投票率も高いと思ったが、なんのことはない過去最低だったとは、あとから聞いてびっくりした。
投票を終えて近くを散歩しながら帰る。
真っ赤に燃えるようなもみじにカミサンが反応。思わず写真を撮る。
今年は地元の武蔵野でも十分紅葉が楽しめた。そろそろ武蔵野の風景も秋から冬へとなる。団地の中に植えられた木には、クリスマスツリーが飾られてたりする。足元にはパンジーやビオラが綺麗に植えられている。のどかな日曜日。
これから日本は、どう変わっていくのだろう。
元気な日本を早く取り戻して欲しいものだ。