耐える女になってみせるラブリーな猫が膝の上で私の手を一心不乱に舐めるのです。親愛の情を示しているのでしょうか私の手が美味しいのでしょうか放っておくと目を細めていつまで~も舐め続けます。かわいいけれどうれしいけれどいい加減痛いのです。猫の舌はまるでヤスリざーりざーり皮膚を削られヒリヒリしてきました。痛いよ痛いようれしいよあなたと私は織り姫と彦星逢えるのは年に一、二度ラブリー猫ちゃん イヤだと言ってあなたのご機嫌を損ねたくないの。私あなたのために耐える女になってみせるわ。