谷口敏夫の探偵さんのおもしろ心理学
 
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

自分を棚に上げて相手のために言ってあげよう!

本当の付き合い、本当の人間関係とは何ですか?
私は本当の人間関係は、「愛」だと思うのです。
一言で、愛は語り尽くせません。


大切なのは、自分だけがもうけるのではなくて、相手のために言ってあげましょう。
もうけるとは、お金儲けのことだけではありません。
自分だけの利益、自己本位、自己利益だけで行うことです。


目の前の、この相手のために言ってあげよう。
自分の子供、自分の会社の社員、自分の上司もそうです。


「こいつのために言ってやろう」


そのとき、あなたはどうぞ自分のことは棚に上げてください。

棚に上げないと言えません。愛があるから、棚に上げられます。


棚に上げて初めて、恐れずに、本当に向き合って、ただ目の前のこいつの成長のために言ってあげることができます。


自分のことを棚に置かないと、「あー、これを言ってオレは何か言われたらどうしよう。嫌われたらどうしよう」と恐れます。


棚に上げられない間は、うわべの人間関係です。
そして、トラブルは減りません。


自分の自分らしい生き方、「感心、感動、感謝の人生の三感王」と、四つの甘えの欲求をわかってあげてください。


そのためにまず、相手の言うことを聞いてあげてください。
わかってあげるために聞いて、それを認めてあげてください。
そのために、感心を持ってあげてください。
ほめてあげてください。


さらに欲求の三つ目、かまってほしいです。
かまってほしい人は、だったら自分から先にかまってあげよう。
このことを皆さんにお伝えして、今回の話しは終わります。

一流の心を持った人生の三感王、経営の三感王

感心、感動、感謝の三つの言葉は、今は退職なされましたユニー株式会社の西川俊男(にしかわとしお/元代表取締役社長/現特別顧問)さんからいただいた言葉です。


感心、感動、感謝の三つを持って、「人生の三感王」と言っていました。


人生の三感王とは、「豊かな心、一流の心を持った人材を育成しよう」という意味です。


さらに、「経営の三感王」という言葉があります。
「危機感、責任感、存在感」の三つを合わせた言葉です。


西川さんは、「僕は危機感、責任感、存在感を経営の三感王だと思います」とおっしゃられました。


どうぞこれを読んでいるあなたが経営者なら、トラブルなんてないような会社を作ってください。

トラブルは、「まさかのさか」です。まさか、と思ったときにきます。

新聞を見ると、よくあります。
ある社員が、例えば横領などの犯罪を犯しました。そして関係者のコメントがあります。


そのコメントで関係者のコメントは必ず、「いやー、まさかあいつに限って」。


そんな言葉は多くないですか?

「まさか」と言われる方は、うわべの付き合いしかやっていなかったのではなかったでしょうか? 
本当の付き合い、本当の人間関係をやってきたのでしょうか?

感心、感動、感謝が大切

私がやっている学校に、おとなの学校という学校があります。


おとなも、気づいたときから、いつからでも学び直しが出来る。
そのおとなの学校に教育理念があります。

「感心、感動、感謝」です。


感心を持つことは、心の関心を持つこと。関心を持ってあげること。


感動すること。感動を与えること。
また、感謝です。



感謝って何でしょうか? 感謝は普通は、「ありがとう」でしょう。


でも、「ありがとう」と思う前に、「ありがたいなー」と心で感じなければ、感動はできません。だから、感性を磨くことは大切です。



いろいろな会社を顧問させていただいております。
本当に豊かな心、感性の感、感じるということ、感性を磨くということが、
今の世の中で最も大切なのだと実感します。
結果として必ず、会社の業績につながっていくのです。

コミュニケーションができる人間を育てる

だれか相手に、
認めてもらえないから、
かまってもらえないから、
わかってもらえないから、



犯罪がおこるのです。


現代は人に関心を持ってあげることが、非常に少ない世の中になっています。

たとえば携帯同士で、コミュニケーションをはかろうとする人がいます。



なぜ携帯でコミュニケーションをとるかというと、
相手の顔が見えない、表情が見えなくていいからです。


今、人が怖い子供たちが増えています。人が恐い大人も、増えています。


携帯だったら安心できると、メール依存になっています。
でも、メールだけではありません。
 

以前、伊藤忠商事株式会社会長の丹羽宇一郎(にわういちろう)さんにお会いするチャンスがありました。


丹羽さんは、
「伊藤忠商事の社員は、関連会社含めて全世界で二十三万人いる。おそらくその中で五パーセントの社員は、心が病んでいる。


それは、パソコンと向かい合いながら、それだけで仕事ができる環境がたくさんできているからである。
しかし、本当の人間との生身の心の触れ合い、お互いの存在の認め合い、お互いかまってあげること、関心を持つこと。
これがどんどん減ってくると、心がどんどんどんどん病んでくる。
これから、ますます増えてくると僕は思う」


私も同感でだからこそ、心の豊かな人間を育てていかなければならないのです。

動物、植物も認められたい

認められたいのは、人間だけではありません。動物も、また植物も、みなそうです。


例えばオットセイ、セキセイインコ、南米の鳥にしても、認められるから命がつないでいけるんです。全ての生き物がそうなんです。



例えばある鳥のオスは、自分をきれいに着飾って、一生懸命に自分の羽を広げます。
そして、一匹のメスに認められて、初めて自分の命を後世に残していくことができるんです。
鳥も花も木も、全て同じです。人間界も、一緒なんです。



だったら認めてあげよう。名前を呼んであげよう。感心を持ってあげよう。
これだけで、トラブルが無くなるんです。


この世の中で、一番残酷なことは何か?
それは、無視されることです。


無視されることは、最も残酷なことなんです。


認められたい。人は、そうした生き物です。


人だけじゃない。全ての生き物もです。
だったら、相手を認めてあげよう。感心を持ってあげよう。

人間は、誰かに認められたい動物

自分の部下や、同僚にだってそうです。
きっと見覚えがあるのではないでしょうか。


一生懸命に仕事で成果を作ったとき、部下や同僚がほめてくれなかったら、なぜかムカッときませんか? 
これも甘えの欲求と言うのです。


たとえ50、50、70、80歳になろうが、小さな頃に持っていた甘えの欲求、四つの欲求はちゃんと持っているのです。


人間同士だから、

お互いが、わかってあげることをわかってあげよう。

何をわかって欲しいか、聞いてあげよう。

どうわかって欲しいか、自分から伝えよう。

何を認めて欲しいか、成果が上がったら認めてあげよう。

名前を呼んで、その人の存在そのものを認めてあげよう。

だれだれさんやあれこれでなく、きちんと名前を呼んでその人間そのものを認めてあげよう。
声をかけてあげよう。

相手がやっていること、話していることに、感心を持ってあげよう。


人間は認められたいのです。
認められるから、命が燃える。
認められるためには、相手が必要なんです。

不機嫌の心理は、子どもの頃の甘え残しから

自分が思っていることを、口に出せばいいのです。
でも出せないんです。



「オレが帰ってきたらさー、オレはね、迎えてもらったらうれしいんだよ。
だからさ、気持ちよく玄関で迎えてよ!」


そう言っておけばいい。
ところが大人は、そんなこと恥ずかしいから言えない。


恥ずかしくて言えないのに、家に帰って女房が来ない、子供が来ない。
するとムスッーと、黙って居間で腕を組んで、台所のイスにすわっています。


これを、「不機嫌の心理」と言います。



「不機嫌の心理」は、小さな頃の甘えの願望から来ます。
甘え残しの願望です。甘えたいときに甘えられなかったことが、甘え残しです。



小さな頃の子供は、「あれして欲しい、これして欲しい」と言います。
「だっこして」「これ食べたい、あれ食べたい」「こうして欲しい、あーして欲しい」


ところが大人になると、恥ずかしくて言えなのです。
自分の欲求を正直に伝えることが、恥ずかしいとなぜか思ってしまうのです。
しかし大人になっても、小さな頃の欲求、願望は残っているのです。

大人も、相手と強い一体化願望を持っている

自分の感情、自分の思い、自分の心を、自分のお父さんお母さんと、
一緒に一体化したいというものすごい強い甘えの願望です。


そして、大人になっても実は、人はものすごい一体化の甘えの願望があるのです。


ある人は家に帰ったら、
「オレは毎日、一生懸命働いて、給料を家に入れて、仕事を頑張っている。
そのことをわかってほしい。

だから女房よ! 疲れて帰ってきたことを、すぐにわかってほしい。

家に帰ったら、お前は玄関まで迎えに来て、自分の顔色を見て、そして〝お疲れ様。あなた大変でしたね〟と言って欲しい。


例え料理をしていたとしても、料理や子どもをほっといてでも、
オレの労をねぎらってくれよー!」


と、お父さんは思うのです。自分の思い通りにです。

大人になっても、子どもの頃のあなたが心の中にいます

大人になっても、例えば60、70歳のあなたでも、
小さな頃の3歳、5歳、7歳、10歳の頃の、小さな頃の甘えの願望を持っているのです。


これは「甘えの願望」と言います。
甘やかしではありません。甘えと甘やかしは全く違います。


甘えの願望は、全員が持っているんです。私も持っています。


この願望は、「特別に自分をわかって欲しい」というものです。
特別に、です。


例えば小さな子がお父さんのところに来て、「お父さん、お父さん! はい、カエル」と、三歳の子供がカエルをつかんで持ってきます。  


「おー! カエルは怖いなー」と大人が大げさに驚きます。


子どもは満足して笑顔になったりします。


「なんだそれは。くだらないこと止めて、おとなしくしていなさい」
もし大人の論理そのまま言って、驚かなかったら、子供はムスッとします。


これは子どもの親に対する、感情の一体化の願望です。

いいかっこをしたいのは甘えの欲求から

日常生活で様々な会話があります。
会話の中で、「この人は一体何を言いたいのかな」と感じたことがあるでしょう。


例えば取引先、お客様と話している中で相手はたくさん、いろいろと話します。


「この人は、私と今話をしているけど、会話交わしているけど、一体何を言いたいんだろう? 何を伝えたいんだろう? 何をわかって欲しいんだろう? 何を希望しているんだろう? 何を期待しているんだろう?」



相手が、ストレートにそれを言ってくれればいいです。


ところが相手は、なかなかストレートに言ってくれません。人はみんな、必ず、何かを隠しているからです。隠しているし、隠れています。

隠すのは、例外なく、いいかっこしぃの方がほとんどだからです。



例えば、
「いい人間と見られたい。思われたい」
「悪いと見られたくない。思われたくない」


家に帰ると、「いいお父さんと思われたい」し、どこかにおねえさんができるとすると、「いい男と思われたい」し、「悪い男と見られたくない」。



さらに会社では、
「いい上司と見られたい。思われたい」
「悪い上司と見られたくない」
「悪い社長と見られたくない」
「いい人と言われたい」


様々に、いいかっこしぃが働いてしまう。なぜか、働いてしまうのです。友人、仲間に対してもです。


人は「いいかっこしぃ」をし、この四つの甘えの欲求を様々な形で「もらおう、もらおう」とするのです。

このシリーズで紹介している社長さんもそうでした。


「いい人と思われたい」
だから彼は、周りの人にどんなに何を言われても、紳士のことを疑おうとしなかったんです・
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>