全国大会に出場したお土産として、このブログに気付いたこと、感じたことなどを自分勝手な意見として書いていきます。
今回は攻撃について。
攻撃については、やっぱり関東勢が頭一つも二つも抜き出ていると思った。
毎年ながら関東のチームの上手さには脱帽してしまい、ひたすらに差を感じてしまうのだが、
今年については、やっぱり関東勢に追い付けていないのはあるけども、少しだけ地方のチームの頑張りと強化も感じられた。
日本全国の端っこの方までフットサル文化が浸透してきて、スキルの高い若者が競技フットサルに興味を持ち、情熱を注ぐようになった証拠だと思う。
しかし、その地方のチームの攻撃の組み立て方は、1~2年前に関東のチームがやっていたことであり、ここに大きな遅れがあると痛感した。
関東のチームを見習い、真似をして、時間をかけて習得している間に元祖の関東のチームはさらに進化して新しいスタイルへと変化してしまっているって感じかな。
これはやっぱり環境の違いからくるものかな?
レベルが高く、プレッシャーの激しい関東リーグで毎年経験を積み、企業やスポーツ店、スポーツメーカーなどのスポンサーを手に入れ、そして雑誌を中心とするメディアにも大きく取り上げられる。
世界的に考えると日本のフットサル選手の環境は全然ダメダメなのだろうけど、日本では間違いなくベストの環境は関東であろう。
またまた今回も前置きが長くなってしまったけど・・・
攻撃面で一番印象に残ったのが、 「人の動き」 だった。
結局、全日本選手権はプレデターの優勝で幕を下ろしたのだけど、
そのプレデター、
本当に止まってボールを受けることが全く無い。
常にボールと人が動いてる感じ。
ピヴォやフィクソの選手は止まってプレーしてしまいがちなんだけど、
ピヴォは中央当たりに位置するものの、引いて受けたり裏に出たり、ポジション変わってみたりと足を止めることなく動きまくる。
4人全員が常にボールに対して顔を出すことが徹底されているので、相手のフルプレスに対応してボールを回せるってことだ。
常に得点に繋がるパスを狙っているわけではなく、まずは絶対にボールを失わないこと。
これはとても大切なことだと私も思っている。
カスカベやロンドリーナなどの関東勢もそうだったし、我々が対戦した「高槻松原FC」にしても、ボールを受ける気持ちがチーム全体的にとても強いと感じた。
これは、最近のサッカーでもよく言われていることで、
「オフ ザ ボール」
ボールを持っていない時の動きの質。
フットサル的な「オフ ザ ボール」
ボールを保持している選手には、相手選手がボールを奪いに来るのは当たり前。
そのプレッシャーを受けてるボール保持者に対して、どれだけ速くパスコースを作ってあげられるかってことだ。
その動きの中で、関東勢によく見られたのが、「チェックの動き」だった。
横パスを出して前に走り抜けるというフットサル特有の動きがあるが、その際前に抜ける振りをしてチェックの動きで下がってきてボールを受けていた。
関東リーグなど、以前よりも全体的にプレスの掛け合いになってきて、動きの質もそれに対応して進化してきたって感じだろうか?
昔は途中で止まったりすること自体が悪く言われていたのだが、今ではパスの可能性の低い場所へ走り抜けることの方が悪いとされているようだ。
これはかなり賛成できることだと思った。 さっそくエスペランサにも吸収していきたい!!
結局、パスを回すという行為で最も大切なことは、個人個人の判断だと思っている。
その判断する材料をボールを持っていない選手が速く作ってあげることでボール保持者は良い判断にたどり着けるのだと思う。
相手の速いプレスに顔を上げることも出来ず、結局個人技で勝負してしまう地方のチームと反して、関東のチームはプレスを受けた時の材料も多く、しっかりとプレスを回避していたと思う。
そして、何よりも、前回のディフェンス編と合わせて考えてみると、
やっぱり身につけているスタミナ・フィジカルが半端無くすばらしいと言うことになる。
エスペランサもこの1年間、かなりフィジカルトレーニングに努めてきたと思うが、まだまだ甘いってこと??
それとも使い切れてないのかな??
どっちかな? 選手のみんなはどう思う??????