全国大会に出場するという貴重でありがたい体験をしてきたエスペランサ。
そのお土産として、私が気付いたり感じたことをこのブログで紹介していきたいと思う。
あくまでも私の自分勝手な見解です。もし共感する部分があれば何かの参考にしてもらいたいと思う。
まず今回は、ディフェンスのやり方について。
フットサルはコートが狭く、ゴールが近いため、常に得点や失点のチャンスやピンチと向き合いながらゲームが進んでいく。どんなにスキルが高く、攻撃のアイデアを持っているチームでも、ディフェンスがおろそかであれば勝てるチームにはなれない・・・
よく、「5点取られても6点取って勝てば・・・」という人もいるが、それは低いレベルでの争いにしかならず、高いレベルの試合ではとうてい通用しないものだ。
スキルが高く、攻撃のアイデアを持っているチームが、攻守の切り替えを重んじ、相手の攻撃をねじ伏せることに全力を注いでこそ強いチームが誕生すると私は思っている。
前置きが長くなってしまったけど・・・今回の全国大会、
まず、半分以上のチームがフルプレスでボールを取りに行っているのに驚かされた。
関東勢については、フォルサ・ブェルヂ以外の3チームが一試合通じてノーガードでフルにボールを取りに行っていた。
一般的に、
自分たちのチームの方が力が上であればフルプレスを仕掛け、
相手チームの方が力が上であれば引いてコンパクトに守る。
と、言われている。
関東勢からしてみれば、全国大会で戦う他地域のチームはどう考えても格下であり、だからフルプレスだったのだろうか・・・??
いや、見ているうちに違うんじゃないかと思えてきた。
フルプレスを仕掛けると、ディフェンス時の4人の距離が離れてしまうことが多くなり、カバーが出来ずリスクが多くなり、そういう意味でノーガードと言われるのだが、
関東勢のフルプレスについては、関東リーグなどのハイレベルな経験の積み重ねや、日々の練習の繰り返しからなされる、リスクよりもリターンが多いものになっていた。
もちろん、どんなディフェンスのやり方であれ、1対1でかわされたりポジショニングを間違えば相手にチャンスを与えてしまう。実際そういう場面もたくさん見た。
そんな時は体力をバリバリに使って自陣に戻り、コンパクトにボールの所に集まるディフェンスが出来ていた。
基本的には相手ゴールに近いところからでも死ぬほどプレスをかけて限定しまくり、そして体力的なロスを少しでも減らすために熟練されたゾーンディフェンスで相手のポジションチェンジに対応していく。
それでも自分たちの壁を突破されてしまったら、死ぬ気で帰って守るという感じだった。
エスペランサは今まで、リスクを背負わずハーフウェイライン付近からのディフェンスを仕掛けることがほとんどだった。
オスカー率いるフォルサ・ブェルヂが我々のディフェンスを上達させた感じで、積極的にボールを取りに行くわけではないが、相手にチャンスを与えない。
リスクマネージメントで優位に立つディフェンスでベスト4に進出している。
相手はドリブルで突破するスペースがあまり無いので、パスを回すようになり、ルーズな瞬間が増えるし、パスやトラップでミスが発生してボールを奪うチャンスがやってくるというもの。
マンツーマンとマークの受け渡しを上手く使い、しっかりコミュニケーションを取り、相手の早いパス回しに振り回されず常に正しいポジションを取れるかがカギとなる。
お互いをカバーしやすく、そしてシュートコースに入りやすいのでリスクはやや少なくなる。
エスペランサのディフェンスは、フォルサに比べると、経験の少なさもあってかまだまだだとは思うが、集中出来ているときは結構安定していると思えた。
この2種類のディフェンスのやり方、
どっちが良いのかな? と考えさせられる。
私の答えとしてはこうだ!
「両方出来るようになろう!!」
私的には 「あえて」 試合の途中でディフェンスのやり方を変えて戦えるようになりたいと思た。
選手のみんなはどう考えてるか知らないけど・・・私的には・・・