エスペランサのフィジカルトレーニングのメニューは、下半身のトレーニングと心肺機能のトレーニングに重点を置いている。
シュートレンジで行われるフットサルにおいて、両方ともかなり重要な要素だと考えている。
一瞬で相手ディフェンスを置き去りに出来るスピードや、逆に相手のフェイントに食らい付いていくのには、下半身の力は絶対に必要だし、攻守の切り替えの速さは心肺機能によってかなり違ってくるからだ。
特に代表的なメニューの1つが ”ダッシュ and ストップ” である。
フットサルはもとより、サッカーやバスケなど攻守入り乱れるスポーツは、「いかに走るか」というスポーツだと思われがちだが、実はそうではない!! ・・・言い切ってもいいのかな?
いかにストップするか!! というスポーツなのだ。
走るのが速いだけでなく止まるのも早くなければ良い選手にはなれないということだ。
そして、この「止まる」という動作が「走る」という動作よりも筋力を使うのだ。
エスペランサでは、ストップトレーニングと心肺機能のトレーニングを合体させて、
5mだったり10mだったり20mだったり、様々な距離を設定して一定の時間かもしくは一定の距離でダッシュandストップを繰り返し、インターバルで間を作ってこれを何セットも行っている。
ハッキリ言ってこれはかなりキツイ・・・
少なくとも俺は絶対にやりたくない。 いや、やらない・・・絶対に・・・やらない
でも、エスペランサの選手には、是非ともすばらしいフットサル選手になってもらいたいので、あえて心を鬼にしてやらせていくのだ!!!
最近気付いたことがある。
トレーニング中に選手から 「これっ キッツー」とか 「まじヤバイ」などの声がすると、私の心のどこかに喜びに似た感情が芽生えている。
これは、チームにとって良いことなのかはさておき、別にフィジカルメニューをストレス解消にしているわけではないので、その辺の誤解をもたれないように頑張っていこうと思う今日この頃である。