私が数年前、フットサルを始めた頃、フットサルはサッカーボールよりも小さいボールを上手に扱って相手の逆をとるスポーツ、技術と技術の戦いだと思っていた。

しかし、最近その考えが180度変わったことを自覚した。

フットサルの持つスピード感に対する考えは変わっていないが、フットサルは技術の戦いではなく、組織の戦いだと思うようになった。

現に昨年開催されたフットサル世界選手権においても、個人技の目立つブラジルが優勝したわけではなく、その個人技を組織でねじ伏せたスペインが優勝している。

フットサルというスポーツも、多くのスポーツと同じように、チームスポーツである以上、追求していくと組織としての完成度が求められるスポーツだということだ。

                                                                                   

もちろん個人技も侮れない。サッカーよりもかなり小さいゴールに得点を決めようとすれば、かなり高いレベルの個人技がなければ無理である。しかし、フットサルを約1時間~1時間半の長い試合としてとらえた場合、相手の個人技を押さえ込むディフェンスの組織がなければとうてい勝てないということだ。

マークする相手に対して常に良いポジション(裏を取られず、インターセプトが狙えるポジション)を取り、めまぐるしく動き回る相手に対して味方同士でコミュニケーションをとりマークのズレを作らないこと。さらに、この作業を試合の最初から最後までしっかりとやり通すにはかなり高いレベルの組織力が必要とされる。

                                                                                     

もうすぐ始まる九州リーグ。

自分達よりも個人技の高いチームがほとんどではないだろうか。

我々エスペランサには一見派手さは無いが、高い集中力とフィジカル、そしてコミュニケーションを必要とする組織力を身につけることを目標に戦っていきたいと思う。

                                                                                

         合い言葉は、     「10得点よりも失点〇!!」 

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