リーダーシップ万能論 | 日々修行

日々修行

ほったらかしでしたが、タイトルをかえて再開することにしました。さて、いったい何を書いてゆくか?それが問題です。

私は、組織のすべてはリーダーが決するというリーダーシップ万能論という考えの持ち主です。

たとえば、営業チームのケースを考えてみましょう。

二つの営業チームがあったとします。
一つは特攻野郎Aチームのリーダーが山田さん、チームは山田さん以下、4名の構成だとします。チームのメンバーにスーパー営業マンである山本さんがいますが、山田さんのリーダーシップは並以下です。

もう一つのチームは、ハマちゃんチームです。
リーダーはハマちゃんで、優れたリーダーシップを発揮します。しかし、メンバーには営業に優秀な営業マンはいません。そして、こちらも4人の構成です。

この二つのチームが、同じ条件のもと、営業の実績で競争をしたとすると、どちらが勝つでしょうか?
これは、もう議論の余地なくハマちゃんチームが勝ちます。その理由は、ハマちゃんがリーダーとして優秀だからです。ことわざにも、こういうものがあります。

「1匹のライオンに率いられら100匹の羊の群れは、1匹の羊に率いられた100頭のライオンの群れに勝る。」

この事は私がリーマンをやっていたころに実際に体験しています。
取引先のあるメーカの社長が亡くなり、その息子に経営をひきつぎました。しかし、このひきついだ社長はほんとに駄目な経営者でした。私は、その会社のある 技術者と現場に入る事が多かったのですが、この技術者は人柄も信頼でき、技術もありととても信頼できるかたでした。しかし、社長の交代後、その人柄が 180度かわってしまったのです。

変わったのは彼だけではありませんでした。その会社の従業員ほぼ全員と私は顔見知りでした。だからわかるのですが、ほぼ全員がおかしくなりました。お客の 都合を一切無視、アフターサービスは経費がかかるといって受け付けない、全員がひどい態度にかわってしまったのです。私は、その社長の人柄をよくしってい ましたのでわかりました。その態度と対応は、私にはすべて社長のコピーのように感じられたのです。

私はこういった経験を2度ほどしています。
そして、社長という立場の人間の影響力の大きさに心底驚き、そしてその責任の重要さを痛感しました。社長の考え一つで、その会社の人たちは幸せにも不幸にもあまりにも簡単にかわってしまいます。

ただ、見方を変えれば、社長という立場は、多くの人を幸せにも導く事ができます。
その影響力とは、

・不愛想な人を、サービスの達人に
・売れない営業マンを売れる営業マンに

というぐらいの事は簡単にできてしまいます。

こういう自覚と自信をもって仕事をしたいなぁと日々考えているのですけどね。