木曜日、林明子さんの原画展を観に宮城県美術館へ行ってきました。

林明子さんは…子どもの頃母親がたくさん絵本を読んでくれたときに出会ってから、ずぅーっとわたしの心に光を与え続け、わたしが絵本作家を目指していた頃にはとても影響を受けた作家さんです。

なので、美術館の入り口のポスターの前に立っただけでもう心がざわざわ…ドキドキと感動が押し寄せてくる感覚を覚えました。
中に入りチケットを買い、会場に入るなり、押し寄せていた感動はどばーん!!と胸に打ち当たり、あぶなく泣き出すところでした。溢れそうになる涙を必死でこっそり乾かしつつ…会場を観て回りました。観て回るほど泣きそうになるんですけど…乾かしつつ…。

これらの作品を読んでもらって、それから今の自分があるのだと感じると、人生その時々でいろいろ悩みはあるけれど、これまでの歩みはこれでよかったんだと自信が湧いてきました。小さい頃絵本に灯された心の光が、ぱぁっと光の強さを増したよう…。

強さを増した光で、わたしも我が子たちの心に光を分けていきたい…そう思いました。ここのところ忙しさで絵本を読んであげる頻度が少なくなっていたけど…あるだけ読もう。子どもと同じ時間、同じ世界を共有しよう。 

忙しさでカスカスギスギスしてきていた気持ちから一転、清々しい気持ちで美術館をあとにしました。
また来月来たいな。