デビュー以来漫才に憧れて、漫才に翻弄され、漫才に泣かされて、漫才に洗脳されて2021年があけました。








相方がふと去年言った言葉
「俺の技術が追いつけばやりたい事出来るのにな」







思ってはいたけど、なんか申し訳ない気持ちになってしまった。









漫才にも個々に得意、不得意があり今やっている物が果たして2人共に得意なジャンルなのか疑問で仕方ない。







しゃべくりが得意な漫才師
コント漫才が得意な漫才師
破天荒が得意な漫才師
etc








俳優さんがドラマや映画で漫才をやっていて驚く事はその技術。
とんでもなく上手い。









じゃあ漫才が上手い漫才師がドラマで俳優になれば演技上手い?










いーや大根も大根。上手いとは絶対限らない。










何故ここがイコールにならないんだ?








俳優さんは目で見た物をすぐ体現化できる。



恐らく「この漫才をそっくりそのまま真似して下さい」と言えば完璧に出来る。


他の芸人なんかよりよっぽど上手い。



では、漫才ばかりやっている漫才師の方が技術的に上手くないのか?





ではみつおの言う技術的に追いついていないとは何なのか。









それはまだ見ぬ形(新ネタ)を具現化出来ておらず、どう表現していくのが正解か分かっていないからだと思う。


新しい形であればあるほど。





ネタを書いた本人はイメージが当然出来ているので、技術的に表現出来ている。
しかも自然と自分が得意な形で台本が作られている。




しかしながら台本を渡された方は違う。
文章だけ見て自分がこれをどう表現すれば良いのか「???」である。






自分の得意な形を当てはめて見ても笑いが起こらない。。
では新しい形を試してみる。。
やっぱり分からない。。

では台本が悪いのではないか??




俳優さんに新ネタ台本を渡しても具現化する見本がない限り、恐らく上手く漫才は出来ないと思う。



技術とは何なのか…。




2人に1番合う台本をどのように完成させていくか。これからも長いこと悩むんだろう。






イチローのあるインタビューで記者が
「今後、イチローのようなメジャーで活躍する野手は増えると思いますか?」
との質問が出た時、イチローがこう答えた。



「もう既にメジャーで野手として戦ってるイチローがいますからね。僕の時は1人もいませんでしたよ。」






要するに現在メジャーで野手として活躍しているイチローを具現化すれば出来る、と言っている。



しかしイチローが挑戦した時は誰も野手で活躍していなかった。



それをイチローは開拓した。






新しい形のネタをする時は「これウケるの?」「これ面白いの?」である。




客前でウケて初めて「これ面白いんだ」と気付く事も少なくない。






話を戻すが、









小手先の技術では人の心は動かせない。








技術ではなく、言霊が乗れば下手でも絶対に伝わる。









そう考えるとダメな漫才師はとてつもなく少ない気がする。







謹賀新年