コロナ休校で子どもが家でのんびり

過ごしていますが、学校からは

たくさんの課題が出ていると思います。

 

 

勤務校に入学した女生徒さんのお母さんが

 

 

「宿題を全然やってないですね」と

おっしゃってました。

 

 

コロナ休校でなくても宿題は出ますが

お子さんが言われなくても自分から

サクサクやってしまうようになったら

すごいことだと思いませんか?

 

 

そのような魔法を使って子どもの

「できる」「やる」を伸ばすコツを

実際に体験して開発されたAさんから

お伺いしてみましょう!!

 

 

《ここから》⬇︎⬇︎⬇︎

 

 

「最初は試行錯誤で、思いつくままに

やっていたんですけど、だんだんとルールが

できあがってきたんです。ルールは3つです。

 

 

(1) 朝ごはんが終わったら今日やることを

各々に5つリストアップする。
(2) 5つ全部終わったらその日は何をしてもいい。
(3) 晩ごはんの時に1日をふりかえる。

 

 

私自身が、慣れない家での仕事を

なんとかしよう思って、『今日やること』

を仕事と家事に分けてメモしたものを

冷蔵庫に貼ってみたんです。それがないと、

本当に1日があっという間に終わっていくので。

 

 

1つ終わったら、リストにチェックを入れて、

『完了!』と叫んで、次に取り組みます。

子どもたちもおもしろがって一緒に書き始めました。

 

そのうち、朝ごはんが終わってから、

一緒に書くようになって、

『今日はこの5つをします!』と宣言し合って、

1日をスタートするようになりました。

 

 

子どもたちのリストも並べて貼りました。

 

 

朝、決めたことを全部終えたら、

後は何をしてもいいというのは、

なかなかいいルールだと思います。

 

 

早く終わったらゲームがいくらでもできる!

と思うと、子どもたちも学校の課題を

早く終わらせようとします。子どもたちは、

だいたいた午前中で終わらせてしまって、

午後は遊んでいました。

 

 

こんなにさっさとできるんだ!と感動しました。

 

 

夜、ふりかえるのもすごくいいですね。

今日はこれができたとか、これに時間がかかったとか、

あれこれ言い合うことで、お互いに計画を立てることを

意識するようになりました」

 

 

「意識したことはコーチングですよ!

私が『今日やることを5つ書きなさい』

とか『勉強してからゲームしなさい』と言っても、

きっと子どもたちはやらなかったと思います。

 

 

強制はせず、『今日はどうする?』

みたいな感じで問いかけて、

自分で考えてもらいました。

 

 

最初は、『もう少しがんばってほしいな』

と思うようなリストでしたが、そこもあまり

『もっとこうしなさい』とも言わず、

本人たちに任せました。

 

 

夜のふりかえりの時も、

『今日の過ごし方は100点満点中何点だった?』

と質問して、自分で自分の1日を評価する

ようにしてもらいました。

 

私が『今日はがんばったね』とか

『今日はもう少しだったね』とか

言わないようにしました。

 

 

実際、私自身も自宅で仕事してみて、

自己管理ってすごく難しいなって思ったんです。

 

 

だから、子どもたちに勉強させるためというより、

自分のけじめのためにやっていたので、

子どもたちは、それに付き合ってくれて

いたような感じなんです。

 

 

でも、一緒にやっていると、

なんか楽しいというか、各々自分

のことをやっているんだけど、

達成感が共有できる感じでいいなと思いました。

 

 

やっぱり、自分で考えて自分で

決めてやり遂げた!っていう体験は大事ですね!」

 

 

不安なニュースが多い昨今、

Aさんのこのお話に心が和みました。

「やらせる」のではなく、「共に取り組む」

という姿勢が、お子さんたちの自発性を

引き出したのでしょう。

 

 

他者からの評価ではなく自分でふりかえる

ことも自発性を引き出す上で大いに効果的だと思います。

 

 

《ここまで》

 

 

子どもでも人から言われたことは

やらないか、嫌々ながらしぶしぶやります。

 

 

でも、Aさんのお子さんたちのように

自分で決めたことはちゃんとやる

んですよね。

 

 

そのことを大人がジャッジしたり

変に評価したりしなければ

 

 

自分で自分を振り返って

評価しながら成長の方向に向かって

いけるんですね。

 

 

コロナ休校中、工夫次第で

有意義な日々を過ごすことが

できますね!