「すべての障害者は非障害者と

同等の生活を享受する権利を有する」

 

 

というアメリカの障害者法によって

 

 

障害のある子どもたちの権利は手厚く

保護されています。

 

 

すべての児童生徒は

その子どもの障害の程度と性質を

勘案した個別教育プログラム(IEP)が

策定され、子どもの住んでいる学区は

 

 

教師や心理、医師など複数の専門家

によって作成されたIEPに準拠した

教育サービスを提供する義務を

負っている。

 

 

アメリカにいる時に住まい学区の

教育委員会で働いていたことがあり

 

 

特別支援を必要とする生徒は

支援学校で彼らの特性に応じた

個別教育プログラムが策定されており

 

 

スクールバスが彼らの家まで

迎えにいき、毎朝彼らは生き生きと

通学していた姿が印象的でした。

 

 

今年わたしが担当する通級のメンバー

の1人は周りにそれを知られたくないと

マル秘で通級指導が行われることに

なっています。

 

 

通級指導を受けることは進学に

全く差し支えないことになっている

のですが、まだまだ「支援」を

受ける生徒に対してある程度の

「偏見」があることがわかります。

 

 

 

 

我が家の三男坊は小学入学して

すぐに「遅れ」が担任によって

認められ、素早く「通級指導」の

対象となって間髪を入れずに

指導を受けることになりました。

 

 

不安になりがちな親(わたしたち)

たちへの対応もプロフェッショナルで

 

 

何も心配が要らないことであり

「異常」でも「特別」でもなく

 

 

彼の「学ぶ」権利が静かに保障され

確固としてその権利を履行させる

システムになっています。

 

 

この確固としたシステムをサポート

するためにスクールカウンセラー,

アドバイザー,校長,担任,時には

医療関係者もこのチームに加わります。

 

 

ここまで徹底した権利保障が日本でも

できるようになるといいと思います。

 

 

今年は支援を必要とする生徒を担当

するようになりますから

 

 

彼らの性質とサポートが必要な部分の

程度を適切・的確にアセスメントし

 

 

個別教育プログラムを関係者と一緒に

策定した上で、この一年彼らが最大限に

成長できるように応援していこうと思います。