コロナの外出自粛および学校休校の中で

息子の学校は今の所毎週木曜日が

登校日になっていて課題提出と

新しい課題の受け取りをしているようだ。

 

 

今日は彼の登校日でわたしは出勤日なので

朝出勤に備えて支度しようと起きたところ

 

 

息子が起きていた。

 

 

昨夜から寝ずに起きていたらしい。

 

 

「何やってるの?徹夜したの?」と尋ねると

「課題が終わらなくて(起きてた)」とのこと

 

 

そんなにたくさんの課題が出ていたんだろうか?

 

 

よく分からないけど、午後からの登校に

なっているのに完徹なんかして

大丈夫なんだろうかと不安がよぎった。

 

 

出勤してから息子に「ちゃんとワンコの

散歩してよ」とメッセージを送ると

返事がない。

 

 

「やっぱり寝てしまったか」と思いきや

「まだ課題やってるから寝られない」と

しばらく経ってから返事が来た。

 

 

「なかなか頑張るじゃないか!」と安堵し

ちゃんと学校に行くんだなを確信した。

 

 

そんなこんなで

わたしは月曜日に中学1年生に渡す

英語の課題の解説を動画に撮るため

しばらく自分の教室で動画撮影をしていた。

 

 

(何度も失敗したので、何度も撮り直し

する俳優さんたちの苦労を少し垣間見たw)

 

 

やっと撮影が終わって職員室に戻ると

見知らぬ番号から電話がかかってきた。

 

 

「誰だろう?」と思って電話に出ると

息子の学級担任からの電話だった。

 

 

電話をくれた主が息子の担任だ

とわかった瞬間全てを悟った。

 

 

息子は寝落ちして

学校に行かなかったのだ滝汗滝汗滝汗

 

 

案の定息子が大事(?)な登校日に

学校に来なかったと言う担任から

の確認の電話だった。

 

 

「出席は?」

 

 

「これは欠席扱いになるの?」

 

 

「課題の評価点はどうなるの?」

 

 

と一般的な親だとパニックに

なることなのかも知れない。

 

 

でもどうでもいいことだと思った。

 

 

数日前にこれを⬇️を読んでいたせいも

あったかも知れない。

 

 

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息子は自分責めを始めた。

 

 

 

 

「なんで寝落ちしちゃったんだ?」

 

 

まるで自分がダメ人間みたいに言い始めた。

 

 

「どうして徹夜なんかしたの?」と言うと

 

 

「課題が半端なく多い」と今度は自分を

正当化するために教師がいかに

理不尽であるかを語り始めた。

 

 

「計画的にやってたら終わったんじゃない?」

 

 

と言ってみると、「教員が目安を立てて

出さないのが悪い」と言ってきた。

 

 

「ま〜・・・よくいろいろ屁理屈を

言うもんだ」と感心したが

 

 

その中で息子が言ったこと一言が

とても印象的だった。

 

 

「高校生にもなって計画的に

課題を終わらせないからと

教師が生徒を無能者呼ばわりするのは

 

 

就職できない大学生をそんな

年になって仕事も見つけられない

なんて情けないとディスるのと同じだ」

 

 

彼の理屈は正直イマイチよく

分からなかったのだけれども

 

 

わたしたちはいつの間に

 

 

「何か人が価値あると

認めたことをしていないと

その人は価値のない人間だ」

 

 

と言う価値観で人を見る癖を

身につけてしまったのだろうか・・・

 

 

と言うこと。

 

 

工業の近代化の時代に入って

物が有り余るほど生産される

ようになって

 

 

誰よりも多くの物を持ち

 

 

誰よりも多くのお金を稼ぐこと

 

 

それが一番価値のあることで

それができる人間が価値ある人間で

 

 

何もしない引きこもりは

【困った人】である。

 

 

社会不適合者

 

 

であるとレッテル貼り。

 

 

いつのまにそんな風に

なってしまったんだろう?

 

 

生きているだけでも人には

価値がある存在だったんじゃ

なかったんだろうか?

 

 

 

 

⬆️の友だち(あゆちゃん)の

Facebook投稿読んでハッとした。

 

 

だって、赤ちゃんは

確かに何もしないよ。

 

 

食べたい時に食べ

泣きたい時に泣き

寝たい時に寝る。

 

 

笑いたい時にただ笑い、

誰にも気遣いしない。

 

 

でも赤ちゃんは愛され

守られ世話をしてもらう。

 

 

それなのに大きくなるにつれて

笑いたいのに泣いて、

泣きたいのに笑うようになった。

 

 

やりたくないのにやるようになって

やりたいのにやらなくなってしまった。

 

 

そして、

それを誰かのせいにして

自分が傷つくのをかばう。

 

 

わたしたちは愛されたい。

 

 

愛されなくなるのが怖い。

 

 

だから愛されるために我慢し

愛されるために本当の自分とは

違う人になって行く・・・

 

 

息子に言った。

 

 

別に自分を守らなくていいよ。

 

 

ただ生きているだけでも人は

価値ある存在なんだから。

 

 

何もしなくても脊髄は200万個の

血漿を1秒間に生成する。

 

 

心臓は休みなく鼓動する。

 

 

「生きろ!」と生かされている。

 

 

(寝落ちって言う)失敗したって

 

 

課題がやりきれなくたって

 

 

無断遅刻って評価がついても

 

 

大事な登校日に学校に来ないなんて

なんてだらしがないんだって

言われたとしても

 

 

誰がなんと言おうと

 

 

あなたはそのままで

かけがえのない存在なんだよ。