今日もロンドンでテロがありました。

2週間前にもテロがあったばかり で、その時は私の周りのイギリス人たちは涙を流しました・・・

普段は、悲しいなどの感情を押し殺しているように見えるイギリス人も、この間のテロには本当に心を痛めた様子でした。

私もあまりにも悲しくて、その日はぐっすり眠ることも出来ませんでした。


今日は娘をインコグニートなお隣さんと一緒に幼稚園へ送り、洗濯を干していると家の上空を警察のヘリが飛んでいました。たくさんのパトカーがセントラルロンドン方面に向かって行くのを見て「何かあったのかな?」と思っていました。

その後、このテロのニュースを知ったのです。

私は西ロンドンに住んでいますが、西ロンドンでもセントラル寄りのShepherd's Bushという駅で小さな爆発がありました。子供のいない頃に、そのお隣のHolland Parkに住んでいましたので、人事ではありません。


私は今回のテロ行為は、もう悲しいと悲観する気持ちはありませんでした。

そのかわり、私は心の底から怒りがわいています。

一般の市民を巻き込むような行為をするべきではないし、言いたいことがあるのなら正々堂々と意見を言えばいいのに!と。


イギリス人は最初のテロのとき「冷静に普通に暮らしを続けることが、われわれのテロに屈しないという精神だ」と語っていたけれど、おそらく、犯人グループはそれが気に入らなかったのだろう。犯人側は自爆と言う行為だったにもかかわらず、イギリスの危機管理能力の高さで最小限に被害が抑えられたと思う。

その上、翌日には地下鉄は動き出すし、会社を休むと言ういともいなかった。みんな普通通りに、何事もなかったかのように街はすぐに復旧したのだ。

テロリストたちは、もっと英国中がパニックにおちいると考えていたのかもしれない。でもイギリス人たちはテロごときではびくともしなかった。長い歴史の中でつちかった、冷静な判断力を持っていたから。だから、犯人は面白くなかっただろう・・・と私は察しています。


私は意見を聞かれるときに「世界が平和になること祈って」とかついいってしまうのだけれど、イギリスの、ロンドンのような人種のるつぼにすんでいると時々、思うことがあります。

それはやっぱり誰かの理想であって、世界は決してひとつにはなれないのだ、と。


夫婦だって、意見の食い違いでケンカをしますね。それでもひとつ屋根の下に暮らしているのは、お互いに同じ価値観はもてないけど、話し合いや譲り合いで、意見をすり合わせると言うことは出来ます。

世界は決してひとつにはなれないけど、お互いに尊重しあって意見をすり合わせていけば相互理解が進むような気がします。