昨日の続きです。太陽光発電の設備投資による投資対効果です。
【見積データ】
・初期投資 14,000,000
・売電収入 40×26330=1,053,200(10年間) 11年目以降は半額(平成23年度データ)
・耐用年数 9年
・投資期間 15年
・土地の固定資産税 14,000
・減価償却費 定率法
・償却資産税 期首価額に準ずる
・所得税+住民税 実効税率30%
・初年度は償却資産税はなしとする(1月2日以降に保有)
【結果】25年間のキャッシュフロー
年数 | 損益 | CF | CF累計 |
1 | -2,852,800 | -12,104,960 | -12,104,960 |
2 | -1,912,336 | 1,471,389 | -10,633,571 |
3 | -1,091,809 | 1,264,571 | -9,369,000 |
4 | -499,388 | 1,115,249 | -8,253,752 |
5 | -71,661 | 1,007,438 | -7,246,314 |
6 | 237,158 | 929,598 | -6,316,715 |
7 | 349,071 | 906,715 | -5,410,000 |
8 | 358,344 | 913,206 | -4,496,794 |
9 | 371,583 | 918,507 | -3,578,287 |
10 | 1,039,200 | 727,440 | -2,850,847 |
11 | 512,600 | 358,820 | -2,492,027 |
12 | 512,600 | 358,820 | -2,133,207 |
13 | 512,600 | 358,820 | -1,774,387 |
14 | 512,600 | 358,820 | -1,415,567 |
15 | 512,600 | 358,820 | -1,056,747 |
16 | 512,600 | 358,820 | -697,927 |
17 | 512,600 | 358,820 | -339,107 |
18 | 512,600 | 358,820 | 19,713 |
19 | 512,600 | 358,820 | 378,533 |
20 | 512,600 | 358,820 | 737,353 |
21 | 512,600 | 358,820 | 1,096,173 |
22 | 512,600 | 358,820 | 1,454,993 |
23 | 512,600 | 358,820 | 1,813,813 |
24 | 512,600 | 358,820 | 2,172,633 |
25 | 512,600 | 358,820 | 2,531,453 |
内部収益率
15年で停止:-1.553%
20年で停止:0.826%
25年で停止:2.233%
予想はしていましたが何とも悲しい結果となりました。ペイは18年目でようやく回収、初期投資をもっと抑えることができたとしてもせいぜい16~17年、これなら労力の割には定期預金の方がましという数値です。
しかもリスクとしては、ローン購入の場合の金利、発電量の低下(どれくらいなのか見当もつきませんが)、修繕や部品交換費の発生、売電単価の下落傾向(H23年契約では10年間の売電単価は保証されますが、それ以降は未定とのこと。ゼロの可能性もあるみたいです)、25年も設備が持つのかという話、これらが加味されていませんのでさらに上記の数値より悪くなります。
今後の技術革新で設備のkw単価が大きく下がるかもしれませんが、その場合は政府はさらに売電優遇を下げてくるでしょう(儲からない程度に)。なかなか政府も考えてますね・・・
本日はDJIAが新高値にもかかわらず日経寄り付きは激ヨワだったため、不気味さを感じ225ロングは寄り付きで逃げてしまいました。チャッピーな相場展開です。