事前決算情報インサイダー取引 | リーマントレーダーの株式投資千夜一夜

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サラリーマンの勤務中サボリトレードで夢はアーリーリタイヤメント!のはずが現在は起業し事業活動中、めんどうくさいのでタイトルは変えていません。FXやCFD、不動産投資についても書いていきます。

昨日もちらと書きましたが、職業柄、出入りしている顧客(一部企業が多い)の予算・決算情報に近いものを決算発表前に見れてしまうことがあります。


この情報に基づいて決算発表前にインサイダー的な仕込みを行えば簡単に儲かりそうな気がしますが(犯罪でしょうが)、実際のところ短期投資ではほとんど役に立ちません。


というのも、決算発表時の全体相場環境や地合に依存する面が多く、たとえば事前織り込み相場では好内容でもサプライズなしとして売られますし、悪内容であっても決算発表と共に出尽くし買いが入ったり、また、意外なほど素直に反応する地合もあります。したがって発表内容をみて単純に売り・買いを仕込むのは危険で、同業他銘柄で発表後結果はどうであったかなど地合要素を考慮せねばなりません。考慮したところでその動きを予測することは難しく、それなら事前情報も「意味なし」ということになってしまいます。従って、こういう事前情報をつかんでほくそ笑むのも同様に「意味なし」となります。


主要企業の決算情報を事前に持っていることをウリにしている有料投資情報会社もあるようですが、個人的にはそれで会員のパフォーマンスが上がっているのか疑問視しています。


ただし、当然ながら市場が予想だにしないサプライズが走るような材料をつかんでいる場合は別で、こちらは反応の確度が高いため、上記とは状況が異なります。しかしこういった材料は一般ピープルの前にはまず姿を見せません。


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