何とか見つかった4か所の病院。

 

救急隊員の方が尋ねる

「4か所ありますが、どこにしますか?」

と。

 

この痛みを何とかしてくれるならどこでもいい!

と思ったが、まず夜間救急センターは外してください!と。

応急処置しかできないため。

 

次に近くの病院に聞いてくれました。

ところが受け入れ拒否

最後に残った病院。

「少し遠くなりますがいいですか?」

と。

もうそこしかないし、それほど遠くもないしタクシーで帰宅できる範囲。

「お願いします!」

 

すぐに搬送先は決まりました。

 

到着すると医師、看護師さんが入り口で待っていてくれました。

自力歩行が困難なぐらいになっていたのでストレッチャーのまま救急室へ。

すぐに点滴、PCR含む検査が始まりました。

 

改めて先生がお腹を触る。

押しても離しても痛いのは変わらず。

救急隊員の方が車内で言っていた

「腹膜炎の疑いあり」

そのままでした。

採血、レントゲン、CTなどの後病室に行きました。

 

朝になり、多少痛みは和らいだもののまだ痛い(そりゃそうだ)

先生が巡回に来てくれました。

お腹を触って

「痛かったでしょ?」

「はい」

「血液の何とかの数値が高いです。それから。。。。」

何かいろいろ言われたけど覚えていない。

その日の午後、先生がまた来ました。

 

「明日手術の予約を取りました、手術です」

何を言われたのか。。。手術?そんなにひどいの?

そんなことを思った気がします。

でももうそれしか助かる方法はないようです。

覚悟は決まりました。

「はい、お願いします。」

 

その日の夜は痛くて何度もナースコールをして痛み止めを点滴していただきました。

明けて10時。

手術室へ向かいました。

 

経験したことのない病気、痛み、手術。

未経験の入院生活が始まりました。