リンは、新しい仕事先に行きました。
ゼロからのスタートに選んだ職場は・・・。
高級で短期間でも稼げると聞き、芸者のお仕事にしました。
芸者と言っても、コンパニオンと変わりません。
着物を身に付けた、ただの酌婦です。
リンは、30才を過ぎキャバクラや風俗に勤める勇気が無かった。
住む場所も借りる資金に不安があった・・・。
住込み制度があるので最終的にこの仕事に決めたのでした。
でも、数ヶ月働いてみたが、思っていたよりも仕事が少なく、全然お金が貯まらない。
「もっと、稼げると思っていたのに・・・」
無意味にダラダラ過す日が多くなったきた感じ・・・。
そんなある日、コンビニで変わった雑誌を見つけたんです。
簡単に言うと『出会い系』みたいな雑誌ですね。
かなり退屈していたリンは、仕事先から近い範囲の場所に住む『ケンジ』に手紙を書いてみました。
ケンジは9才年上のサラリーマンらしく、独身でマイカーと持ち家があるらしい・・・。
そんなプロフィールを読んで、少し魅力を感じた。
数日後、ケンジから返事が届きました。
送られてきた手紙の内容が、とても好印象でした。
そして、何度か文通をしていたら、どんどんケンジが気になる存在になりました。
「この人に逢いたいな・・・」
また、数日が経ち、いよいよケンジに逢う日が来たんです!
リンは、ココ一番のお洒落をして、ケンジに逢いに行きました。
その第一印象は、
「うぅっ・・・、かなりカッコいい!モテそうだなぁ・・・」
無茶苦茶リンのストライクゾーンだった。
「ケンジと付合いたい!!!」
って、気持ちになっちゃって・・・。
その後、休みの度にケンジと逢うようになったのです。
そしてケンジから、
「リン?仕事辞めてオレと一緒に住もうよっ」
その言葉を言わせた瞬間、
「やったね!ケンジGET!」
って、嬉しくて嬉しくて胸中爆発寸前でしたね。
この時、まだ体の関係もなくて、
「誠実なんだなぁ~、体目当てのヤツとは大違い」
なんて思いながら、これからの幸せな生活に酔いしれてました。
リンは芸者の仕事を辞めて、ケンジと暮らすことを決意したのでした。