行け! 武蔵小山撞球隊

行け! 武蔵小山撞球隊

長年性懲りもなくビリヤードをつづけてきたおじさんが、
なんだかんだといい加減なことを綴ります。

 

夏バテでキューケースを担いでウロウロするのがしんどくなったので、キューはみやこに預けました。

楽ちんでいいですね。

ただ武器がなくなってオヤジ狩りを食らったらイチコロなので、夜歩くときはなるべく黒っぽい恰好で音もなく歩こうと思います。

 

 

最近つくづく考えたのです。

約50年ビリヤードを続けてきて、ポケットの種目は14-1や超マイナーのFUJIYAMAも含めて大体やった。

最近は3Cも始めた。

 

せっかく続けてきたので、まっすぐ歩けるうちにいろんな種目に挑戦してみたいが、何がいいだろう・・・

四つ球はやればおもしろいんだろうし、幸いみやこには中台もある。

ただこれも中島啓二のような天才がやると、セリーで台一周20分で600点、1時間1800点(5点制)という世界で、幸か不幸か若い頃にそれを見てしまったので始める前に気が遠くなる。

スヌーカーは今さら無理だ。

 

何かないものかと考えていたら、ふと閃いた。

アーティスティック(曲球)だ。

これは球をグニャーンと曲げたりブヒーンと引いたり、誰が変な球を撞くかを競う種目で、私はマッセが好きな上に、かつて松山竜さんの店に通ってアーティスティックを教えてもらったりした。

 

これだ!

 

 

 

これが私のマッセ。

「なんじゃい。そんなの誰でもできるわい!」

って思う人も多いでしょうね。

でもこれ、タップがダンボールなんです。

 

 

今年の3月頃だったか、田中忍Pが全日本アーティスティック選手権に出るための練習をしていました。

その中から2つだけご紹介します。

 

 

彼はアーティスティック選手権で上位5名に入ったので、日本代表として今年はトルコの世界選手権に行ったんですよ。

もう70を過ぎているのに大したものです。

 

私の球も載せておきます。

 

 

2クッション目から引きのカーブが出るのが見どころです。

ところでピーターソンって誰?

 

 

 

マッセもひとつだけ。

 

 

ついでにポケットも少し。

 

 

 

これ、手球を撞いたら2度撞きなのでインチキだと思うでしょ?

違うんですよ。

3番を撞いてるからインチキなのです。

 

 

ポケットの方はインチキ曲球も含めていろいろ持ちネタはあるんですけどねえ・・・

 

 

田中忍Pが練習している姿を見て、

「よし。オレもやってみよう。」

とやる気になったわけですが、やってみると以前はできた球ができん。

 

 

アーティスティック種目に確かこんな感じのがあって以前は得意だったのが、ひさしぶりにやってみたら全然引けん。

マッセも思ったように曲がらん。

 

それで原因を考えてみたんですが、最近痩せて腕が細く軽くなったのが影響している気がする。

どんなショットでもそうですが、特にマッセは腕が太く重い方がパワーがある。

 

 

そこでマッセの時だけこんなサポーターに5㎏くらいのオモリを巻き付けることを考えたのですが、やはりインチキは良くない。

 

というわけで、ジムに通って腕を太くすることにしました。

やれやれ。

アーティスティックも試合に出ようと思ったらいろいろ準備が大変なのです。

 

 

来年の関西予選を目標にしていますが、ひとつ心配があります。

「全種目失敗して0点だったらどうしよう・・・」

 

田中忍Pに心配を打ち明けてみました。

その答えは、

 

「全種目失敗したら、みっともないので出禁!」

 

 

・・・・・

 

勝負の世界って厳しいんですね

 

 

 

最後はこれしかありません。

トルコの英雄セミ・サエギナールのエキシビションをお届けしてさよならさよなら。