マーシャル ガバナー イギリス製の前期型 2台比較

Marshall The Guv'nor Made in England

 
 
 
箱の側面にもMade in Englandの印字
 
 
古い方 (シリアルナンバー 04942)
 
前期型の特徴の緑色基板 (後期型は基板が青い)。
フットスイッチから筐体へのアース線はフットスイッチのラグワッシャーへ落ちる極初期型の仕様。
シリアルナンバーが#05000以降ぐらいから内部アルミ板に穴を開けボルトを介してアースされます。
フットスイッチが緩むとアースが不安定になる可能性があるので#05000以降で改良されたのでしょう。
(#05000以内でもアルミ板にアース用の穴だけ開いていたりする個体もある様です。私のは開いていません。)
 
横から (フットスイッチのアースラグ付きワッシャー)
 
珍しい Motorola T072C op-amp (1988年41週目製造)

 

 

 
以上、イギリス製ガバナー前期型の初期型?でした。
 
次、少し新しい前期型の後期型? (シリアルナンバー 14081)
 
緑色基板 (フットスイッチから筐体へのアースはアルミ板手前左側にネジ留め)
イングランド製ガバナーとして一番良く見るタイプだと思います。
 
Texas Instruments TL072CP オペアンプ (1988年26週目製造)
(青色基板の後期型は Motorola TL072CP オペアンプである場合が多い様です。)
 
イギリス製の初期型の前期型ガバナーでもオペアンプと筐体アースの落とし方が違いました。
 
オペアンプは
・Serial#05000までの極初期型 モトローラ T072C
・緑色基板の初期型 テキサス・インスツルメンツ TL072CP
・青色基板の後期型 モトローラ TL072CP
に大まかに分かれている様です(詳しくはサンプル不足で研究不足)。
 
あとパーツの種類も結構違います。
これはRAT以上に音に個体差があるエフェクターなのではないでしょうか?