BOSS SD-1 Serial Number and Op-Amp 一覧 (2022年5月19日まで調べ)

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
SD-1はA基板(ET5212-510A)が#102000番台の途中までで、
A基板でオペアンプがJRC4558D(艶あり)なのは#0400と#076800のみでした。
銀ネジなのは#0300のみです。
 
1984年の2月と3月にはオペアンプにMITSUBISHI 5218を使ったレアな時期があります。
1983年8月と1985年2月にはJRC4558DXを使っていたり。
 
台湾製の1994年4月までB基板(ET5212-286B)で1994年5月からET521-5108っていう印字の基板になります。
 
日本製でも基板にmade in Taiwan印字のSD-1やOD-1が1982年から1983年頃に存在しますが、
ローランド台湾工場ができる前に試験的に台湾で基板を作っていた為だそうです。(BOSS BOOKもしくはOVERDRIVE BOOKのBOSSエンジニアさんのインタビューより。)
 

BOSSコンパクトエフェクターの4桁シリアルナンバーはローランドのシリアルナンバーに準じます。

ローランド社が設立された1972年を起点とし、

7月を頭00番で下2桁は00番の0000として、次月0100、次々月0200と続きます。

そこから計算するとSD-1がリリースされた1981年2月は一周回って頭03番で下2桁00番の0300という事になりますね。

 

6桁シリアルナンバーの付け方も基本的に変わりません。

例えば1981年6月ですと頭07番で下2桁00番、途中2桁がロットナンバー。

(1987年後半から下2桁00番ではなくなります。)

6桁シリアルナンバーに移行する時期は機種によって異なります。

 

1989年からアルファベット2桁+数字5桁の旧7桁シリアルナンバーに移行して行きますが、

最初のアルファベットは百の位以上のロット数。

Z→000

A→100

B→200

C→300

D→400

E→500

F→600

G→700

H→800

I→900

J→1000

K→1100

L→1200

のように続きます。

次のアルファベットと数字の組み合わせで製造年月、

最後の4桁数字の最初2桁はロット数の十の位と一の位。

最後2桁はそのロットでの製造番号です。

 

例えばAA01234のシリアルナンバーがあったとしたら、

最初のAで100ロット目。

次のA0は製造年月の1989年3月。

次の2桁の数字はロット数の十の位と一の位でAの100ロットと合わせて112ロット。

最後の2桁の数字はそのロットでの製造個数です。

 

1988年後半から1990年前半までの電池ボックス内ラベルシリアルの台湾製はイレギュラーなシリアルナンバーの場合も多く、

海外の有志が制作したBOSSシリアルナンバーデコーダーでは間違った回答を出してしまう場合や、回答しない場合もあるので注意して下さい。

 

2010年の11月から現行の新7桁シリアルナンバーに変わります。

現行Roland/BOSSの新7桁シリアルナンバーの付け方は、

アルファベット1桁+数字1桁+アルファベット1桁+数字4桁です。

 

例えば、A0A1234ですと、

最初のアルファベットは百の位以上のロット数でAですと100。

次の数字とアルファベットで製造年月。

(0Aですと2010年11月ですね。0Aの次の月は1Aと続きます。)

次の数字2桁で十の位と一の位のロット数で最初のAの100を合わせて112ロット。

最後の数字2桁はそのロットでの製造個数です。

 

表面実装基板やマレーシア製にモデルチェンジした時には、

シリアルナンバーがZ始まりになります。

ロット数がリセットされる訳ですね。

 

これらのローランド&BOSSのシリアルナンバーの付け方は、あくまでもユーザー側の予想ですので、

実際にどうなっているのかは社外秘だそうです。

 

技クラフトのように、通常のシリアルナンバーと通し番号のシリアルナンバーの2つのシリアルナンバーを持つ機種もあります。

 

2022年7月以降、Roland/BOSSのシリアルナンバーは未来にズレ込みます。

(シリアルナンバーの見かけ上、未来に生産されたように見える。)

これは製造工程やアフターサービス等において、シリアルナンバーの「アルファベットのO」と「数字の0」を混同しないようにとの措置なので、以下のように置き換えて考える必要があります。

 

?8N????(May,2022)→?8N????(May,2022)

?9N????(Jun,2022)→?9N????(Jun,2022) ここまで訂正なし

?0O????(Jul,2022)→?0P????(Jul,2022) ここからずっと訂正

?1O????(Aug,2022)→?1P????(Aug,2022)

?2O????(Sep,2022)→?2P????(Sep,2022)

?3O????(Oct,2022)→?3P????(Oct,2022)

?4O????(Nov,2022)→?4P????(Nov,2022)

?5O????(Dec,2022)→?5P????(Dec,2022)

?6O????(Jan,2023)→?6P????(Jan,2023)

?7O????(Feb,2023)→?7P????(Feb,2023)

?8O????(Mar,2023)→?8P????(Mar,2023)

?9O????(Apr,2023)→?9P????(Apr,2023)

?0P????(May,2023)→?0Q????(May,2023)

?1P????(Jun,2023)→?1Q????(Jun,2023)

 

要するに??O????が無くなって次のシリアル??P????が前倒しで使われているんですね。

その証拠に??O????のシリアルナンバーを持つBOSS/Roland製品が見つかりません。

10ヶ月分シリアルナンバーが前倒しになっております。

(BOSSの200シリーズ等は底面に生産年月シールが貼ってあるので、それでこの説が正しい事が確認できます。)

「BOSS Pedal Serial Decoder」はまだ未対応ですので、シリアルナンバーが未来に行ってしまったという事ですね。

シリアルナンバーの読み方の詳細は社外秘ですので、あくまでもユーザー側の予想に過ぎません。

(RolandやBOSSに問い合わせしないようにして下さい。)

 

 

 
SD-1は入力抵抗R1と入力コンデンサC1のプリントパターンがクリッピングダイオード(R4、R5、R6)の直ぐ近くにある為、
ギターからの音が入力部でクリッピングダイオードからの歪みをほんの少し拾ってしまうそうです。
何のこっちゃわからん。

 

 
A基板のSD-1(#0400)