松本小唄

あなたを待つ身に 時は移ろい
冬の松本 雪が降る
細る身体で 城にのぼれば
山のいただき 雪化粧
心を映す 穂高の嶺か

あなたの帰りを 時は忘れて
雪の松本 心も凍る
便り途絶えて 明日が見えない
心乱れて 雪吹雪
女を泣かす 情念が舞う

あなたは来ないと 時が教える
雪の双六 あがれない
春の安曇野 映る山々
白馬雪型 田植え歌
歌えぬ私は 夜の蝶


穂高岳、常念岳、双六岳、白馬岳、蝶ヶ岳、山盛り!ですね。

松本と待つをかけています。城とは松本城のこと、スゴロクはあがるもの、雪型が現れると田植え、安曇野の田んぼにアルプスが映り写真撮影でカメラマンが押し掛ける場所、雪吹雪で前(明日)が見えない、普通、情念の炎を燃やすですが、吹雪だから情念が舞うのです。蝶は無理があるね。解説付きの歌詞でした。昔、折り込み都々逸というのがありました。