母子家庭では、父親の収入がなくなることで、大学進学への経済的負担が大きくなってしまいます。しかし、さまざまな支援制度を活用することで、大学進学を実現することができます。
本記事では、母子家庭の大学進学費用について、解説します。
母子家庭の大学進学費用
母子家庭の大学進学費用は、以下のとおりです。
* 入学金：国立大学で約53万円、私立大学で約110万円
* 授業料：国立大学で約53万円、私立大学で約110万円
* 生活費：一人暮らしで約120万円、自宅通学で約60万円
合計すると、国立大学で約236万円、私立大学で約340万円となります。
母子家庭の大学進学支援制度
母子家庭の大学進学支援制度には、以下のようなものがあります。
* 高等教育の修学支援新制度
* 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
* 国の教育ローン
* 自治体の支援制度
高等教育の修学支援新制度
高等教育の修学支援新制度は、日本学生支援機構が実施する支援制度です。給付型奨学金と授業料等減免の2つの支援を受けることができます。
* 給付型奨学金：月額20,000円～120,000円
* 授業料等減免：入学金と授業料が免除または減額される
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度は、厚生労働省が実施する貸付制度です。生活安定のための資金や、教育資金などの貸付を受けることができます。
* 借入額：生活安定期間の貸付は月額108,000円、合計259.2万円
* 金利：年1.27%
* 保証料：不要
国の教育ローン
国の教育ローンは、日本政策金融公庫が提供する教育資金貸付制度です。母子家庭の場合、金利が優遇されます。
* 借入額：子ども1人あたり上限350万円（外国の教育施設に3ヶ月以上在籍する資金なら450万円）
* 金利：年1.95%（母子家庭の場合年1.55%）
* 保証料：原則不要
自治体の支援制度
自治体によっては、母子家庭向けの大学進学支援制度を設けている場合があります。自治体によって、対象や支給額、申請方法などが異なります。
まとめ
母子家庭では、さまざまな支援制度を活用することで、大学進学を実現することができます。自分に合った支援制度を見つけて、積極的に活用しましょう。
