先日同年者で出世した同年者と偶然お会いした。

会話は少なく…


『痩せたなあ…』

そんな話だけだったが、体重は実は変わっていない。強いていうなら、締まったのですw


さておき【大手不動産会社業績悪化】というタイトル、元大手不動産会社出身の私が語る。


①社員レベルの低下

ゆとり教育世代が社会人となり、『勉強ができても実践を伴わない営業が増えた』

若い世代とベテラン層のギャップがある。

これらが招いた弊害ではないだろうか?

大手の多くが残業をさせない傾向にある。そのため結果が出ていなくても居座る社員と結果を出しても給料が上がらない社員のギャップが…


②業界全体のモラルの低下

営業力に低下傾向が見られると、簡単に取引のできる案件に特化し出す。

一例が業者買取と再販のスキームを利用して取引しようとする。

エンドユーザーの質に低下が見られるのは、言いたいことを言いすぎて、結果敬遠されたところに尽きると思う。なので土地取引の多くは業者再販売となるケースがどうしても多くなる。


③明らかな人材不足

いくら仕事をこなしても給料が上がらない仕組みを作ったのが大手と呼ばれる不動産会社に多い傾向。

当然手取りの多い会社へ労働者は動く…


どの業界も同じだが、開業した店を閉めるのはマイナスイメージである。

誹謗中傷されれば、潰れることだってある。

人材不足を補うために中途社員を採用する。

中途社員は、結果が残せなければ生き残れない。となるとその間に新卒が育つか?


急激な変化を出した結果、人材が流出していた。取引件数が伸びないのは、過剰な店舗展開もあると思う。だから店を閉める。


私の会社には該当しない。

何故なら人材を多く入れて、事業を拡大しようとする気はない。できることを少しずつコツコツとやる。それが一番長生きできる秘訣だと感じている。


人材は店舗周辺(同一県内が理想)で確保するべきである。通勤時間が2時間近くかかる豊橋に勤務した時期もあったが、全く計画性のない無駄な店舗展開である。

過疎が進む沿線での店舗出店もどうか?


ましてや、経営方針(経営者)に対しベクトルの違う社員をいつまでも雇う必要はない。なので、遠方に住むスタッフは不要である。給料を払う価値がない。


それでも人材確保をというのが経営者である。


大手不動産会社の経営悪化はさらに続くと思う。

そして素人集団の店舗展開をする会社が急成長するのだろう…


どうやら店舗数を減らし、次の計画を練るようだ。