不動産取引をする上で、注意しなければならないことがある。
仲介物件の場合、価格設定は所有者(売主様)と仲介業者が話し合って、根拠を示した査定額に対し、所有者の意思を持って決定する。
その際に、値引誘導をする営業はタブーだと考えている。

一方購入する側は真剣である。
1円でも安くなったら…
そう思う心理も理解できないわけじゃない。

典型的なのが公共交通機関の運賃…
決められた額を払わないと、乗車できない。利用できない。
もちろん無差別に価格設定を変えることはできないが、良識の範囲で改定されるものである。
地代も同じ…
決められた賃料があっても市場相場と著しく異なる状況になれば、改定はできると契約書には記載をしている。これを拒み続ける借主がいるが、この借主は契約者としての義務を履行しないまま、自己都合を優先している。
徹底的に争う考えである。

気持ちよく改定をしていただく方が大半の中、このような場違いな連中を相手にするのはどうか?

不動産取引でも同様で、値引き誘導をした分、気持ちいい取引ができるとは思わない。

ダイビングスクールのフィーも同じだ。
「当店だけを利用するゲスト様へのサービス価格設定」をしたことがある。
他店でも潜られるゲストと当店だけで潜るゲストとの差別化はあってもいいと思う。
これは値引きではなく、感謝の気持ちである。

商品も同じである。
私、ここ最近新車の注文をしたが、後に特殊な登録となるため、そのフィーを余分にいただきたいと申し出があったがお断りした。
契約時に「この条件が成就できるなら購入する」とはっきり言っているからである。
後日、ディーゼルエンジンの不正検査?で出荷停止となったあの車である。
いつ来る?本当に今の世の中は、ダメだなあと思う。

さておき、これから受け付けるダイビングスクールのフィーは他ショップよりも高い設定になる。理由は簡単だ。
かかる経費をきちんと説明し、時間をかけてもきちんとレクチャーし、理解していただきたいからである。価格ありきの、日程ありきのスクール運営はどうか?と思うのでやらない。

こんなことを書くと「あいつは…」と非難いっぱいのご意見もあるかもしれない。

いいんです。
きちんとやりたいから。

節分で鬼退治もできたことだし、これから鬼が出てきたら、落花生で撃沈してやろうwと後輩の店でイベントがあった。
早く帰ったので参加できなかったけれど…