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こんにちは!
髪とココロの学校・本村穂蓉です。
お読みいただきありがとうございます。![感](https://emoji.ameba.jp/img/user/py/pyoun-gc/2235522.gif)
![感謝](https://emoji.ameba.jp/img/user/py/pyoun-gc/2235542.gif)
![しあわせ](https://emoji.ameba.jp/img/user/oh/ohaa1224/1230271.gif)
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髪とココロの学校では、
お客さまと美容師さんとの、
心に残るエピソードを紹介していきます。
このページは、
『 ☆エピソード募集&御紹介 』のページです。
お客様と美容師さんとのエピソードを
読者登録いただいた方々から、
広く募集して、御紹介をしていくページです。
* 美容師さんとして・・・・
* お客様として・・・・・・・
・・・の、どちらの立場でも構いません。
まだ、エピソードの募集は届いていませんので、
ボク自身が経験した、
お客様とのエピソードを御紹介させていただきます。
ボクは、この出来事から、
いまの、美容師としてのポリシーである、
髪に触れるというコトは、
その人の心に触れるというコト。
・・・の想いに至りました。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
お客様とのエピソード①
いまから20年以上も前のことです。
当時、ボクは、美容師として、
とにかく有名になるコトを目指していました。
スタイリストになってから、
お客様を、たくさん担当して、
いっぱい忙しくなって・・・・・
そして有名になる。。
そんなコトが、一番の目標としていました。
ある時、
いつも担当させていただいているA様という、
女性の方から、施術中に御相談をいただきました。
それは、
『 小学5年生になる娘が、いじめにあって、
不登校になってて・・・・
髪を綺麗に切ることで、
自信を取り戻させたいんです。 』
そんな、ご相談でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180617/08/bosatsu88/6d/43/j/o0212023814212513921.jpg?caw=800)
当時、ただ忙しく髪を切ってたボクは、
A様の御話を聞きながらも、
そんなコトできるのかな?
。。。と懐疑的な心境でした。
それに、当時、ご予約は2週間先まで満席状態。
でも、Aさまは、はやく娘をサロンに行かせたい。
、、、と、おっしゃってもいて。。
なので、まずは、御予約の取れる日時を調べようと、
予約受付のスタッフに相談すると、
なんと?
次の日の夕方にキャンセル枠が発生して、
カットの予約が取れる状態。。。。
A様に、お伝えして、
次の日、A様の小学5年生の、お嬢様、
Aちゃんが、ご来店いただくこととなりました。
A様は、
「 娘がイジメにあっているということを、
私言ったというコトは、
娘には、内緒にしてくださいね!!!」
ボクは、もちろんです!、と答えました。
そして、次の日の夕方、
Aちゃんが、お母様に連れられて御来店くださいました。
お母様は、外で待っているから・・・・と、
サロンを御出立。
Aちゃんは、静かな雰囲気で、
メガネをして、、、そのメガネと、
長い前髪で顔を隠しているように感じました。
ご挨拶をさせていただいた後、
Aちゃんとボクだけで、
まずは、お話させていただくことにしました。
でも・・・・・
Aちゃんは、下を向いたままで、
何も、話してくれません。
当時は、常時、2~3人、
お客さまを、同じ時間に掛け持ちしていましたから、
Aちゃんと御話しないとカットできないので、
お客様方のところに行き、事情を話して、
少し、今回は、いつもよりも、
お時間をいただきながらに施術させていただくことに
同意をしていただきました。
Aちゃんが、どうしたら、
御話をしてくれるのか??
そう思っていた時、
ふと、ボク自身の幼い経験した、
理容室での出来事を思い出しました。
その理容室は、
ボクの母親の前では、愛想笑い・・・・
でも、ボクと二人っきりになったら、
態度が変わって、
「 頭のカタチが悪いから、
この髪型しか出来ないから! 」
、、、と強い口調。。。
そんな風に、親の前と、子供の前で、
態度が違う理容師のオジサンが、
ボクは大嫌いだったということ。。
だから、いま、美容師になって、
子供料金と大人の料金が、そんなに値段の差がないのは、
同じ時間をかけて、
大人も、子供も、同じ、、人として対等に対応する、
・・・・という、自分への誓いであるということ。。
そのコトを、Aちゃんに話しました。
すると、、、、
Aちゃんは、顔を上げて、ひと言。。
「 可愛くなりたい・・・・ 」
、、、と言ってくれました。
ボクは、その言葉を聞いて、
「 ヨッシャ!!! 」
、と伝えて、、スタイルの御提案をしました。
長い髪を方くらいまでカットして・・・・
顔にかかっている髪を前髪にして、、
その前髪は、メガネのフレームに軽く乗っかるように、
斜め前髪にしよう!!
そう伝えてカットしました。
ヘアスタイルを作り終えて、
合わせ鏡で、Aちゃんにスタイルをみてもらうと、
静かに、
「 うん、可愛い・・・
お兄ちゃん、ありがとう。。 」
そう言ってくれました。
でも、笑顔はみることはできませんでした。
次の日の夕方。。。
サロンに、お電話が入りました。
受付のスタッフが電話を持ってきて、
昨日、御来店いただいた、
Aちゃんの、お母様からです。。と伝えられました。
ボクは、なんだろう?
。。。。と思いました。
もしかしたら、長い髪を、ばっさりカットしたので、
そのクレームかも?
、、、と考えていました。
電話口に出ると、
Aちゃんの、お母様は泣いていました。。
泣きじゃくりながら、、
「 ありがとうございます!
娘が、今日、学校に行きました! 」
・・・と、おっしゃいました。。
そして、
「 学校に行ったら、みんなに可愛いって、
たくさん褒められたそうです。
そしたら、気をよくしたのか、
夕方、学級委員長を決めるときに、
自分で立候補して、委員長になったんです!
本当に、ありがとうございました!! 」
ボクは、生まれて初めて・・・・
電話口で、泣きました。。。
なぜか、涙が止まりませんでした。。
そして、、
気がついたコトがありました。
ボクは、ただ、、、
髪を切っているだけじゃないんだ、、、って。
Aちゃんとの出逢いは、
その後の、ボクの美容師人生を変えてくれました。
その御蔭で、
いまの自分が、ここにいるのです。
Aママさま、そして、Aちゃん、
ありがとうございました。
心から感謝の気持ちをこめて。。。
こんにちは!
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お客さまと美容師さんとの、
心に残るエピソードを紹介していきます。
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『 ☆エピソード募集&御紹介 』のページです。
お客様と美容師さんとのエピソードを
読者登録いただいた方々から、
広く募集して、御紹介をしていくページです。
* 美容師さんとして・・・・
* お客様として・・・・・・・
・・・の、どちらの立場でも構いません。
まだ、エピソードの募集は届いていませんので、
ボク自身が経験した、
お客様とのエピソードを御紹介させていただきます。
ボクは、この出来事から、
いまの、美容師としてのポリシーである、
髪に触れるというコトは、
その人の心に触れるというコト。
・・・の想いに至りました。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
お客様とのエピソード①
いまから20年以上も前のことです。
当時、ボクは、美容師として、
とにかく有名になるコトを目指していました。
スタイリストになってから、
お客様を、たくさん担当して、
いっぱい忙しくなって・・・・・
そして有名になる。。
そんなコトが、一番の目標としていました。
ある時、
いつも担当させていただいているA様という、
女性の方から、施術中に御相談をいただきました。
それは、
『 小学5年生になる娘が、いじめにあって、
不登校になってて・・・・
髪を綺麗に切ることで、
自信を取り戻させたいんです。 』
そんな、ご相談でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180617/08/bosatsu88/6d/43/j/o0212023814212513921.jpg?caw=800)
当時、ただ忙しく髪を切ってたボクは、
A様の御話を聞きながらも、
そんなコトできるのかな?
。。。と懐疑的な心境でした。
それに、当時、ご予約は2週間先まで満席状態。
でも、Aさまは、はやく娘をサロンに行かせたい。
、、、と、おっしゃってもいて。。
なので、まずは、御予約の取れる日時を調べようと、
予約受付のスタッフに相談すると、
なんと?
次の日の夕方にキャンセル枠が発生して、
カットの予約が取れる状態。。。。
A様に、お伝えして、
次の日、A様の小学5年生の、お嬢様、
Aちゃんが、ご来店いただくこととなりました。
A様は、
「 娘がイジメにあっているということを、
私言ったというコトは、
娘には、内緒にしてくださいね!!!」
ボクは、もちろんです!、と答えました。
そして、次の日の夕方、
Aちゃんが、お母様に連れられて御来店くださいました。
お母様は、外で待っているから・・・・と、
サロンを御出立。
Aちゃんは、静かな雰囲気で、
メガネをして、、、そのメガネと、
長い前髪で顔を隠しているように感じました。
ご挨拶をさせていただいた後、
Aちゃんとボクだけで、
まずは、お話させていただくことにしました。
でも・・・・・
Aちゃんは、下を向いたままで、
何も、話してくれません。
当時は、常時、2~3人、
お客さまを、同じ時間に掛け持ちしていましたから、
Aちゃんと御話しないとカットできないので、
お客様方のところに行き、事情を話して、
少し、今回は、いつもよりも、
お時間をいただきながらに施術させていただくことに
同意をしていただきました。
Aちゃんが、どうしたら、
御話をしてくれるのか??
そう思っていた時、
ふと、ボク自身の幼い経験した、
理容室での出来事を思い出しました。
その理容室は、
ボクの母親の前では、愛想笑い・・・・
でも、ボクと二人っきりになったら、
態度が変わって、
「 頭のカタチが悪いから、
この髪型しか出来ないから! 」
、、、と強い口調。。。
そんな風に、親の前と、子供の前で、
態度が違う理容師のオジサンが、
ボクは大嫌いだったということ。。
だから、いま、美容師になって、
子供料金と大人の料金が、そんなに値段の差がないのは、
同じ時間をかけて、
大人も、子供も、同じ、、人として対等に対応する、
・・・・という、自分への誓いであるということ。。
そのコトを、Aちゃんに話しました。
すると、、、、
Aちゃんは、顔を上げて、ひと言。。
「 可愛くなりたい・・・・ 」
、、、と言ってくれました。
ボクは、その言葉を聞いて、
「 ヨッシャ!!! 」
、と伝えて、、スタイルの御提案をしました。
長い髪を方くらいまでカットして・・・・
顔にかかっている髪を前髪にして、、
その前髪は、メガネのフレームに軽く乗っかるように、
斜め前髪にしよう!!
そう伝えてカットしました。
ヘアスタイルを作り終えて、
合わせ鏡で、Aちゃんにスタイルをみてもらうと、
静かに、
「 うん、可愛い・・・
お兄ちゃん、ありがとう。。 」
そう言ってくれました。
でも、笑顔はみることはできませんでした。
次の日の夕方。。。
サロンに、お電話が入りました。
受付のスタッフが電話を持ってきて、
昨日、御来店いただいた、
Aちゃんの、お母様からです。。と伝えられました。
ボクは、なんだろう?
。。。。と思いました。
もしかしたら、長い髪を、ばっさりカットしたので、
そのクレームかも?
、、、と考えていました。
電話口に出ると、
Aちゃんの、お母様は泣いていました。。
泣きじゃくりながら、、
「 ありがとうございます!
娘が、今日、学校に行きました! 」
・・・と、おっしゃいました。。
そして、
「 学校に行ったら、みんなに可愛いって、
たくさん褒められたそうです。
そしたら、気をよくしたのか、
夕方、学級委員長を決めるときに、
自分で立候補して、委員長になったんです!
本当に、ありがとうございました!! 」
ボクは、生まれて初めて・・・・
電話口で、泣きました。。。
なぜか、涙が止まりませんでした。。
そして、、
気がついたコトがありました。
ボクは、ただ、、、
髪を切っているだけじゃないんだ、、、って。
Aちゃんとの出逢いは、
その後の、ボクの美容師人生を変えてくれました。
その御蔭で、
いまの自分が、ここにいるのです。
Aママさま、そして、Aちゃん、
ありがとうございました。
心から感謝の気持ちをこめて。。。