心温まる本 | ボストン生活

ボストン生活

アメリカのボストン在住。                
素朴な日々の事、街のこと、時々猫の事などを書いています。

今日も雨。

ちょっと風邪気味なので家で横になりながら 読書をして過ごしていました。


読んだ本は、日本にいるお友達が先日

これ、オススメだよ~ と紹介してくれたもの。


アメリカ・ソルトレークシティ近郊に住む著者が

1996年に亡くなった祖父が家族に遺した詩集をヒントに執筆し、

自費出版で出した本が 口コミで広まって

たちまち ユタ州のベストセラーとなり、全国発売となった この本。


Letters For Emily


   「 Letters for Emily 」

         Camron Wright




  エミリーへの手紙/キャムロン・ライト


       

       ¥1,365  Amazon.co.jp




翻訳版で読みたかったけれど 英語版の方がすぐ手に入るので

リーディングクラスもとっていたのだから ここは頑張って… と

英語版で読むことにしました。


そんなに難しい単語が使われていないせいか 読みやすかったです。



ストーリーは

  若い頃妻に先立たれ、男手ひとつで育てた子供達とも心通わず

  寂しい老後を送る老人ハリーの唯一の友達は 毎週金曜日に

  訪ねてくる 孫娘・エミリーだった。

  そんなハリーは 人生の終わりが近づいていることを感じ、

  アルツハイマーの症状が酷くなっていく中、わけのわからないことを

  してしまう自分の姿だけが 愛する孫娘・エミリーの記憶に残るのは

  耐えられないと思っていた。  

  ハリーの葬儀後 見つかったのは3冊の自作の詩集。

  その詩の中にはパスワードが隠されており、それを解くと

  パソコンの中に残されたエミリーへの手紙を読むことができる。

  その手紙には…



ハリーの手紙は 何通もあって、エミリー宛となっているけれど

内容はエミリーだけでなく、家族皆に向けてのもので

妻・キャサリンとの思い出、家族の大切さ、自分の気持ち、人生の教えなど

色々なことが書かれていて、どれを読んでも 心にしんみりときました。


パスワードを見つける度、次はどんな手紙が出てくるのだろう?と

私も一緒に ドキドキしたりして。


読み終わった後は ほんわかと 心の中に温かいものが残る そんな本でした。


オススメしてくれたお友達に ありがとうラブラブ