2001年7月。


知人・・・や無いなあ(笑)。


学生時代なんやけど、卒業論文書くための地域調査があってん。


その時にお世話になった人が居てた。


仮にAさんとしよか。


そのAさん、学生時代の恩師とも深い関係やった人。


偶然にも、Aさんと当時の勤務先社長とも同級生やった。


業種とか育った地域とか学校とか全く接点は無かった。


ただ、学生時代に知り合うてからの付き合いやったらしい。


大学もちゃうかったみたいやけど、何かの勉強会みたいなんで知り合うたんやて。


そのAさんの御父様がお亡くなりになってん。


親子で店を営んでたAさん親子。


残念ながら、お店の厨房で倒れてもたらしい。


80歳くらいやったAさんの御父様。


若いっちゃあ若かってん。


その御父様の告別式に参列してん。


言うとくけとな。


好きで参列したんちゃうで


社長から言われてん。


「お前も知ってるやろ?せやからワシの代わりに行って来てくれ」


何の用事があったんか、当時は知らんかった私。


後で知った事実。


普通に友達と

ゴルフする約束を

優先したねん


「友達の親の葬式よりも、ゴルフの方が大事なんか?それ、友達とちゃうやんけ!」


まぁ考え方は人それぞれや。


そんなんで、御父様の告別式に参列した。


参列言うても、行くだけで一苦労。


なんせ車なんか持ってへんかったさかい


当時持ってたんは125ccバイクだけ。


当時住んでた同じアパートの人から譲り受けた中古のバイク。


「社用車、貸してくれません?」


「なんでオマエに貸さなアカンねん!」


営業の人、だ〜れも貸してくれへんかった。


告別式、日曜日やのにやで?


唯一貸してくれたんは・・・


2トンダンプやった(笑)


ダンプの車内って砂埃だらけやん?


そんな状態で喪服来て運転したらメッチャ汚れるやん?


この辺が社員一同アホの集団や。


そない痛感したわ。


せやから会社に期待せんと、電車とバスを乗り継いで行った。


梅雨が明けてたんか憶えてへんけど、偶々晴れた日ぃやってん。


他に憶えてること。


親戚でも無いのに棺を持った


人生で棺を持ったのは合計3回。


そのうちの2回は

Aさんの御両親


なんちゅう縁や(笑)。


その告別式の時に、約2年半ぶりに学生時代の恩師と再会した


記帳した時に恩師の方からお声がけ。


「オマエのせいで苦労しっ放しやんけ!」


心が叫んでた(笑)。


告別式が終わった時、再びお声がけが。


「久し振りにメシでも食いに行こか?」


タダメシ大好きな私🎵


満面の笑みで車に乗せて貰った。


「仕事、頑張ってるか?」


そんな風に会話がスタートしたと思う。


最初は現状を隠そう思うた。


なんだかんだ言うて付き合いのある社長と恩師。


悪口言うたら気分を害する思うたねん。


でもな・・・。


恩師に見抜かれてたねん


服装とか靴とか所持品とか見たら、どんな生活送ってるんかバレるやん?


そんな能力を持ってたんやなあ。


「□□、隠そうとせんと正直に言うてみ?」


全て正直に言うてん。


恩師、メッチャ固まってた(笑)


別に恩師が悪いんとちゃうねん。


それでも、ひたすら謝られた。


入社3年目でも時給650円やった私。


恩師の推薦で進んだ道が、そんな酷い扱いやったもん。


メシ屋やのに涙してた恩師。


恩師って昭和20年生まれ。


母子家庭で育った貧しい環境下やったって。


私と同じ大学の工学部へ進学し、私と同じように学費やら生活費やら全て自分で稼いだって。


卒業後は中堅ゼネコンに就職。


でも、水が合わんかったみたいで退職。


何らかの縁か知らんけど、母校に戻って交通地理学の研究者になったって。


恩師も苦労を重ね続けた人で、私も苦労人。


若い頃の姿がダブって映ってたって(涙)。


せやから、将来性がある思うた会社を紹介したのに、このザマやった。


物凄く謝られた。


「先生、もう私一人で十分ですから。せやから後輩には紹介とかせんといて下さい。」


後輩なんて知らんけど、同じ撤は踏んでほしくないからなあ。


「石の上に3年言いますから、取り敢えず3年は耐えます。そんで貯金150万円貯まったら容赦なく転職しますから、安心して下さい。」


そない言うたら・・・


「3年堪えんでエエ。カネ貯まったら転職しろ。何やったら紹介したるぞ」


「いやっ、その紹介でエライ目に遭うてるんスわ(笑)」


二人で笑うたわ(笑)。


メシを食うて店を出た時、5000円渡された。


「なんか旨いモンでも食うて頑張れよ」


有り難く財布に入れた(涙)。


でも、旨いモン食う気は無かってん。


美味を憶えたら、また食いたくなるから。


せやから頂いたお金は食事に回さへんかった。


日頃せぇへんかった事に使うた。


人生で初めて宝くじ買うてん(笑)。


これが、ホンマに人生の転換期やった。