すっかり夏ですな。

強い日差し、青い空、そしてこの暑さ。

まさしく夏そのものですな。


夜になり、涼しくなった公園にて走り込みをしていると…珍しいものを見つけました。

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わかりますか?
蝉です。
アブラゼミが幼虫から羽化したところを見つけました。

蝉は7・8年もの間、土の中で過ごし、土から出て成虫になって夏らしいあの鳴き声を発します。しかし、その成虫の期間は短く、僅か2週間で死んでしまうのはよく知られていますね。
なんて儚い生き物なんだろう。

そんな事を考えながら見ていると…なんと同じ木にもう一匹いました。

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今度はニイニイゼミです。


この2匹の小さな命も、あと僅かの命をめいいっぱい生きて、儚く散っていくんだろうな。

一夏だけの晴れの舞台に上がろうとするこの2匹の蝉を見て、俺も何かめいいっぱい頑張ってみようかと言う気持ちになりました。

そして、
少々うるさくても、一夏だけだから大目に見ようかと思った私めでありました。
第2話 捜査開始


2011年7月7日1時30分 グリーンヒル1004号室

「お待ちしておりました」
直江は俺を玄関にて出迎えてくれた。
「状況は?」
「遺体は解剖に回しました。今のところ、凶器らしきガラス製の水差しを発見したのと、容疑者…真田刑事を逮捕した以外は…」
「さっき電話で話していた…警察に通報したという女性は?」
「このマンションのすぐ向かいにはビジネスホテルが立っていまして、そこの部屋から事件を目撃したと言うことでして…」
「ちょっと待て。事件を目撃した?それは真田が被害者を殺害する瞬間を目撃したと言うことか?」
「彼女の話では、そのようです…」
「まいったなぁ…」
しかしおかしい。こんな偶然があるものだろうか。仮に真田が被害者を襲ったとしよう。隣のビジネスホテルの一室から、事件が起こるタイミングでこの部屋を見ているなどという偶然なんてあるのだろうか。そうそうあるものではないが…可能性はゼロではない…法廷では貴重な証言になりうるな…その女性から証言を聞く必要がある。
「直江、被害者の情報を詳しく教えろ。それから向かいのホテルへと行くぞ」
「はい」
返事と同時に直江は手帳を開いた。

2011年7月7日8時00分 上田ホテル1011号室

「ここだな…」
「はい。しかし検事…聞き込みなら我々が…」
「直江…俺がどういうタイプの検事なのか、また説明させる気か?俺は自分で現場を見て、聞き込みを行ってから証拠と証言を手に入れる。これが俺のやり方だと何回も言っただろう?」
「しかし…」
「お前たちを信用していないのではない。俺はただ古い考えの人間なのだよ。さ、行くぞ…」
直江は部屋をノックした。そしてしばらくしてから1人の女性が出てきた。俺は名刺、直江は警察手帳を取り出した。
「朝早くにすみません。検察局の上杉と申します」
「春日山署の直江です」
「先程連絡させていただいたとは思いますが…前のマンションの事件についてお話を伺いたいのですが…」
「お入り下さい」
女性はドアを開き、我々を中に入れた。
「どうぞ…」
「失礼します」
俺はソファーに座りながらその女性を観察した。歳は20代前半ぐらいの若い女性だ。髪の毛はかなり明るい茶色に染めてあり、化粧も濃いめでかなり派手な印象である。俺の苦手なタイプの女性だな。もっとも、女性に対して得意になったことは一度もないが。
「早速ですが、お話を聞かせていただけますか?」
「はい…」
女性は窓を見ながら話しだした。窓をからは現場である部屋が見えており、数人の警官が行き来している。
「あれは確か…昨日の夜中の11時半過ぎでした。私は窓際の椅子に座っていたら、向かいの部屋から女性の悲鳴が聞こえたのです。私は驚いて見てみると…背の高い男性が、髪の長い女性を襲っていました。女性は必死に逃げようとされていましたが…男性は追い掛けていき…」
女性が言葉に詰まったところで、俺は一度話を切ることにした。
「質問してもよろしいですか?」
「はい…」
「悲鳴が聞こえた時、あなたは窓際に座っていたとおっしゃいましたが、具体的には何をされていたのですか?」
「私を疑っているのですか…?」
「いえいえ、そういうわけではありません。あくまで形式的な事です。警察の捜査とは面倒なものでしてね…」
「…アイスコーヒーを飲みながら本を読んでおりました」
「窓は…開けておられましたか?」
「いいえ、閉めていました。虫が入りますので…」
「そうですか…ちょっと…お部屋を見せていただいてもよろしいですか?」
「どうぞ…」
俺はソファーから立ち上がり、窓に近づいた。そして窓を開けた。前の大通りの車の騒音が部屋に入る。俺は窓を閉めた。
「悲鳴の他に、何か音を聞きませんでしたか?」
「…いいえ」
「そうですか…」
俺は部屋全体を見渡してから、女性を見た。
「ご協力ありがとうございました。また法廷の方で証言をしていただくことになるかも知れませんが…よろしいですか?」
「はい…かまいません」
「感謝します。直江君、失礼しようか」
「え?あ、はい…」
俺と直江は部屋を出た。

「直江、現場に戻るぞ。確認したい事がある」


2011年7月7日9時30分 現場

「検事、確認したいこととは…?」
俺は先程証言をとった女性の部屋が見える窓付近に散らばったガラスを見た。
「直江、頼みがある。このガラスを鑑識に回せ。それと、先程の女性の証言をもう一度とってくれ。俺は拘置所に向かう」
「わかりました」

俺はどこか腑に落ちない事があった。まだわかっていない事のほうが多いわけだが、何かがおかしいと思っていた。証人である先程の女性の証言…どこかしっくりこない。俺はそれらを解消する為に、直江からの報告を待つことにした。

つづく
小説書いてみました。

急にシナリオが浮かんだだけなので…かなり無計画な状態での執筆です。

ちなみにまだ現時点では話をどう進めるか決めていません。


まぁ…続きが思い付き次第書いていこう…



所詮は思い付きで始めた小説だもの。