乗りつぶし達成日:2022-3-15

乗車日:2022-3-15


美濃太田より長良川鉄道越美南線に乗車。

この路線の終点の北濃までは約70km、約2時間の道のりなのだが、他路線と接続しない一本道となっている。


JR線ならこの程度の一本道の路線はいくつかあるが、私鉄や第三セクターの路線でここまで長い一本道の路線はなかなかない。国内トップクラスの長さではないだろうか。


しばらくは平野部を走行するが、30分ほど経ち美濃市駅を過ぎると、長良川と並行しながら走る景色のいいローカル線になる。


線内ちょうど中間に位置する主要駅、郡上八幡駅。


ここから岐阜駅方面へバスが出ているので、少しでも単純往復を避けたい人はこれを使うといいだろう。


終点の近づくにつれどんどんと乗客は減っていく。


終点の北濃へ。


終点とは言え、1面1線の小さな駅。

3月なのにうっすら雪が残っていて、だいぶ山間部まで来たんだなと実感させられる。

それもそのはず、北濃は岐阜県の割と北限で、福井県との境も近い。


かつてはここ北濃から南へ、JR越美北線(九頭竜線)の終点駅、九頭竜湖まで繋がる計画があったのだが、利用が見込めないためか頓挫した。


その名残で、長良川鉄道は越美南線、JR九頭竜線は越美北線という名前で残っている。


趣味的には繋がっていれば面白かっただろうが、誰も乗らない路線はお荷物になる運命であり…。

人が乗らないのならば仕方なかろう。


ちなみに北濃と九頭竜湖はバスの接続もなく(途中までならあるらしい)、かなり厳しい移動を強いられるが、できなくはないみたいなので、挑戦したい方がいればぜひ。


私は大人しく引き返しました。


では。