富士山麓電気鉄道モ1形電車。
今日は、ふらっと富士急行線の河口湖駅に来ました。
かつて富士急行線を走っていたモ1形が静態保存されていることは、以前から知っていましたので、夜ですが、富士急行線さんぽしてみたいと思います。





河口湖駅のプラットフォーム。(北東側から撮影)
富士急行線といえば、特別にペイントされた様々な他社の車両を見ることができますね。



富士急行線河口湖駅ロータリー東側駐車場。(東側から撮影)
5年前と違うところは、ヨーロッパの観光者が増えたことです。
駅周辺の看板は、アルファベットがかなり多くなってました。





富士山麓電気鉄道モ1形電車。(北東側から撮影)
戦前に作られたモ1形です。
なんとなくボロ電のモハ7形にも似ているモ1形。
眺めているだけで、ノスタルジー溢れてきます。
この頃のデザインは、なんか優しく感じます。




富士山麓電気鉄道モ1形電車。
前後同じデザインですね。
ボロ電も廃線にならずに残っていたら、こんな感じで、甲府駅前か鰍沢口駅にボロ電が保存されていたのかな?なんて考えるだけで、胸の奥が熱くなります。





富士山麓電気鉄道モ1形電車。(西側から撮影)
車両西側には、プラットフォームが設置されており、車内を覗くことができます。
このプラットフォームは、見学時ありがたかったです。





富士山麓電気鉄道モ1形電車の運転台。
運転台は、ボロ電のモハ7形よりもシンプル。
ボロ電にはないワイパーが装備されていますね。




富士山麓電気鉄道モ1形電車の歴史。

【モ1号】
富士急行の前身である、「富士山麓電気鉄道」が1929年(昭和4年)の開業に際して新造した車両。
モ1号からモ5号までの5両が製作され、富士山に向かって走る日本有数の急勾配路線用として、電気ブレーキや砂まき装置を装備するなど、急勾配対策を万全に施した、当時の最新鋭車両であった。
本展示車両は、富士急行創立60周年記念事業にて、上田丸子電鉄(現・上田電鉄)に譲渡されていた車体を引き取り、整備、復元したものである。

車輌諸元
形式:モ1
製造年:昭和4年(1929年)
種別:半鋼製2軸ボギー制御電動客車(両運転台式)
最大寸法(長×幅×高):15,240㎜×2,725㎜×4,092㎜
車体寸法(長×幅):14,426㎜×2,600㎜
自重:34t
定員:102人(座席50人)
制御装置:電気電磁弁式直列総括制御(HL)
制動装置:空気ブレーキ・電気ブレーキ・手ブレーキ
電動機:93.25kw×4個
歯車比:3.88

と記載されていました。