第7回廃軌道さんぽです。
今回は夕方の時間帯に少しだけ散歩しました。
 
 
 
貢川駅跡。(北東側から撮影)
信号の奥、左手に見える2階建ての建物付近が貢川駅の跡地です。
右手のコジマ電気は、貢川車庫跡地です。
 
 

貢川駅の地図です。

 

 

 

 

貢川駅跡。(北側から撮影)
今日は、付近に遺構が無いか調べることにしました。
 さすがに50年以上経っていると、なかなか見当たらないですよね。
 
 

 

 

 

 

とは言ったものの、ボロ電の遺構を探してみましたら…
こっこれは!
 
 

 

 

 

 

木製電柱を見つけました!
間違いありません。
木柱です。
何故かはわかりませんが、コンクリート製電柱のそばにそっと立っている木製電柱です。
架線柱だったのでしょうか?

 

 

 

 

架線柱だったかもしれない木製電柱。
 
木製電柱には、電灯が取り付けられています。
ボロ電が走っていた当時の物かは分かりませんが、木製電柱は発見です!
製造年月日が書かれていないか観察してみましたが、見つけることはできませんでした。
しかし、ノスタルジックな発見には間違いありません。
今回は、木製電柱といういい発見がありました。
 
 

 

 

 

 

徳行駅跡。(北東側から撮影)
続いて、徳行駅に下ってきました。
道路左手のガードレールが置かれたところが徳行駅跡地です。
貢川駅からは、真っ直ぐ南西方面に伸びた道沿いにあります。
 

 

 

 

 

徳行駅。
付近の遺構を探してみました。
 

 

 

 

 

徳行駅の跡地。
棒線駅のプラットホームの部分が、ガードレールのあたりだと思います。
 

 

 

 

 

徳行駅。(南西側から撮影)
道路に不思議なコンクリート製の境界があります。
北側の路地入り口にも、同じような境界がありました。
この境界が徳行駅があった証に思えます。
 

 

 

 

 

徳行駅。
そういえば、私は最近違った視点で廃軌道を観ています。
段差です。
線路があった廃軌道と比べて、周りの土地は元は畑。
廃軌道は、周りの土地と比べて一段高くなっていました。
 

 

 

 

 

徳行駅。
南東へ延びる路地が一段下がっていました。
今は、車が行き交う廃軌道ですが、道路脇の段差を見るたびにボロ電を感じることができます。
 

 

 

 

 

榎駅跡地。(北東側から撮影)
榎駅に南下してきました。
廃軌道左手が大きく窪んでいます。
ここが、榎駅です。
対面式2面2線の交換駅でしたが、末期は交換機能は使われていなかったようです。
 

 

 

 

 

榎駅の北端部分。(北西側から撮影)
50年の月日は長い…
そうは言っても、遺構を探してみました。
徳行駅と同様に、路地が一段低くなっていました。
 
 
 

 

 

 

 

榎駅の北端部分。(西側から撮影)
間違いなく低くなっています。
高低差50cmくらいでしょうか?
 
 

 

 

 

 

榎駅。(南西側から撮影)
他のところもよく観察してみます。
よく見ると、道路東側の平屋建て民家が、かなり低くなっています。
 

 

 

榎駅。(南西側から撮影)
他にも当時のものはないか探してみました。
 
 
榎駅。(北東側から撮影)
榎駅付近をうろうろしていると、年配の男性が南向きに歩いてきました。
男性に声をかけて、榎駅について質問してみると、
「ここが、榎駅だよ。この辺りが、プラットホーム。」
と親切に教えてくださいました。
ありがとうございました。
 
 
榎駅北端部分。(南東側から撮影)

 

 

建物の間から、廃軌道と平行しているバス通りが見えました。
かつて榎駅からバス通りに伸びていた通路はこの辺りなのかどうかと思いを巡らせて、ノスタルジックに浸りました。
 
 
それでは、辺りも暗くなったことから、第7回廃軌道さんぽを終わります。
ありがとうございました。