JR三島駅から東海バスに乗車し、沼津駅から南西の県道380線沿いの「平町」で下車。沼津城跡の商店街を歩いていると、「安田屋」という食堂を発見。ここで、まず腹ごしらえしました。


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商店街を抜けると、県道163号線をひたすら歩くことになります。


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富士市に入り、しばらくすると、再び380号に合流。のんびりしていた163号線から、一気に車の交通量が増えました。


 
この380号線から分岐して、県道170線に入ったあたりで出発して3時間が経過。疲れはさほど感じず、ここから先の行程が風景的には楽しめました。

 
県道とは名乗っているものの、車の交通量が少なく、その中にある住宅地の雰囲気。JR吉原駅に近づくと、富士市の主要産業である製紙工場の立ち並ぶ煙突が見えてきます。


しかし、週末だったせいか車や人の往来が多くなく、今日に限っては静かな町が印象的でした。そんな中、道路上に松の木がさりげなく立っているのを発見して癒されました。


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国道139号線との交差点にあったサークルKでウメッシュを購入し休息。少し、疲れを感じるようになりましたが、この休憩で持ち直しました。


出発して4時間。「名勝左富士」に到達。



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「来たーっ」って感じだったのですが、見られると思っていた富士山は、立ち並ぶ建物で全く視認不良。さすがに時代の流れを感じざるを得ませんでした。出発した時は快晴でしたが、天気は下り坂に向かっており、この頃には上空に雲が流れるようになっていました。結局、富士山を見ることができたのは、その雲の間で一瞬だけ姿を現した山頂だけでした。


岳南鉄車の「吉原本町」駅がある界隈は商店街が立ち並び、町の中心といえる場所。地元の人間じゃないと、このような町の構成はわからないもので、地図をよく見ると市役所も近いことが判明。吉原は街道歩きだからこそ、訪れることのできた町だと思います。そして、タイミングよく踏切が鳴って、電車を見ることが出来たのもラッキーでした。


吉原を過ぎると、県道396号線と並行した道を進みます。だんだん夕暮れが近づいてきました。


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何とか快調に進んできたのですが、このあたりでとうとう足に疲れが出始めました。眠さやだるさはないのに、まさしく「足が棒になる」状態。でも、気分は充実していて、休む気にもならず、「ウォーキングハイ」で進みました。


富士第一小学校の横を過ぎ、富士駅から延びる県道175号線と交差する地点に到達。今夜は富士駅前のホテルを予約していたため、ここを終点としました。出発してから5時間。およそ20Kmの行程でした。

 
関西地方の自宅を朝に出発したのですが、三島駅で降りる出口を間違えたうえに、乗ったバスも余計な経由地を周る系統に乗ったため、出発地に着くのが遅れてしまいました。夕方までに富士駅までたどり着けるのかというところでしたが、何とか達成できました。今回の行動で、自分のペースを再確認できたような気がします。


また食事をした「安田屋」さんは、良さげな雰囲気で店員のおばさんたちも愛想が良く、また行きたいなと思った場所だったのですが、食べログを見ると現在は閉店となっています。残念でなりません。