16年ぶりにJR出雲市駅前にバスで到着。

 
前回来た時、既に高架化工事が完了していましたが、改めて駅前に立ってみると、未だに新しい駅のような気がします。乗車する1016分発浜田行の発車まで一時間強あり、街歩きをすることにしました。

 
出雲市駅界隈は昔、今市という地名でした。これは古地図サイトなどを通じて前もって調べていたので、改めてグーグルを見てみますと、地名が残っていることがわかります。「今市町」の中心部を斜めに通っている筋が2つあり、見た瞬間、街道だなと直感。様子を見に行くことにします。

 
最初の筋は「代官町」と呼ばれる所で、地名に惹かれるのですが、行ってみるとスナック等の繁華街が並んでいました。これはちょっと場違いだなと思い、もう一つ奥の筋へ。

 
「扇町」「新町」と呼ばれるこの筋は落ち着いた街並みでした。


イメージ 1


ある飲食店の前には子供のころよく見かけた看板があって懐かしい気分に。


イメージ 2


由美かおるさんの足ばかり見て、ドキドキしていたことを思い出します。はずれまで来ると駅前通りに合流してしまい、街道歩きはここで終了。

 
次は、1990年春まで運行されていたJR大社線の跡を見に行くことにします。大社線は以前、数回乗車したことあって、人生初めての出雲大社も大社線を使って行きました。大社線は、現在も人気スポットの出雲大社へ向う路線だったので、支線なのに関西などから急行列車が直接乗り入れていた時期もあります。ただ、現地へ行ってみるとわかりますが、大社駅から出雲大社までは距離があり、玄関口と呼ぶにはちょっと遠いと当時から言われていました。

 
持参した地図ではそんなに遠いと思わなかったのに、少し時間を要して、大社線が分岐していた場所へ到達。のどかな雰囲気の中を伸びる廃線跡を見ると、無性に歩きたくなってきました。

イメージ 3


道の横には鉄道の機器の箱の残骸が放置されており、ちょっとマニア気分に。


イメージ 4


次に出雲大社へ行く時は廃線跡を歩きたいと思います。

 
この時点で、腕時計をみると10時前。列車の発車まで20分を切っており、私は大慌てで出雲市駅へ戻ったのでした。