旧街道に沿って続く住宅群。現代風の住宅に混じって古い住宅が残存しており、昔の雰囲気を感じることができます。この辺りは昔、出口村と呼ばれていたそうです。
 
 
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やがて、旧街道は淀川沿いに進路をとりますが、堤防にさえぎられて川は見えません。でも、なぜか気持ちが和みます。昔からある道だとというのと、住宅地ではない開放的な雰囲気を感じたからです。やがて、堤防上にあがります。
 
 
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整備された道はジョギング、サイクリングなど、人々に親しまれていてお馴染みの場所。私も自転車で何度か走ったことがありますが、この道が街道だったと今まで思ったことがありませんでした。豊臣秀吉が晩年、淀川の氾濫を防ぐために「文禄堤」という堤防を築きましたが、この上に一部京街道が通っていました。
 
 
現在の堤防は後の改良工事で新たに作られたもので、正確な街道ではないですが、景色は同じようなものでしょう。街道という視点で歩いていると、堤防の下の樹木に目が行き、昔から生えていたものだったのかと想像したりしました。
 
 

守口市に足を踏み入れると、気分を変えようと「佐太天神宮」へ行ってみました。何の予備知識もなく行ったのですが、菅原道真が大宰府に流される際に立ち寄ったために、ゆかりができたと知って少し驚きました。
 
 
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境内を散策しに咲いている梅に見とれてのんびりしました。この後は堤防上に戻ってもう少し進み、鳥飼大橋の前で今回の行程を終了、地下鉄大日駅から帰途についたのでした。
 

数年前から街道歩きを始めましたが、何の変哲もない道が昔からつながっていると感じるだけで、気持ちが高まりますし、いろいろな想像をするのが楽しいです。ダラダラ歩こうが、運動にはなっている訳ですし、体に良いことには間違いないので、これからも続けていきたと思います。
 
 
 
 
 
参考資料・ホームページ「佐太天神社」
       新之助さんブログ「十三のいま昔を歩こう」