以前、義姉が、大阪府交野市の「府民の森ほしだ園地内の吊り橋・星のブランコ」をFacebookに投稿していた。そこには、とても雄大な吊り橋が写っていた。

 

私は通勤でJR学研都市線を利用しており、星田駅をいつも通り過ぎている。日頃から学研都市線沿線の観光地を開拓したいと思っていた私は、次の開拓地は「星のブランコ」に決めた。

 

当日、星田駅に到着すると、コンビニでおにぎりを購入し、歩いていく途中に小休止しておにぎりを食べた。再出発後は、住宅街をしばらく歩き、やがて山裾に到着。あとは上りが続くあぜ道になった。

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蒸し暑い中で、体はすっかり汗だくである。途中、誰ともすれ違わないし、ホントにこの道で良いのかと不安になったが、やがて観光客が多く行き交う園内の散策路に出た。ここまで、星田駅から
60分弱だった。

 

あとは案内標識があるので迷うことはない。そして吊り橋に到着。

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心の中で感嘆の声をあげたが、思っていたよりは小振りな感じではあった。何はともあれ、橋を渡ることにした。

 

渡り始めてすぐ、さっきの小振り云々の感想が間違いだと気づいた。橋から下を覗くと結構な高さがあり、高い所が苦手な私は、たちまち足が震えて、股間が痺れる感覚におちいった。それでも何とか進んでいくと、今度は揺れ始める。

 

「誰やねん!揺らすバカは」

 

何のことはない。他の人が橋を歩いているだけである。そして前方からは、赤ちゃんを片手で抱っこした男性が悠々と近づいてくる。「おいおい正気か」と私は、呆然と見送るのが精いっぱいだった。

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渡り終えると、橋の維持募金にお金を入れて引き返す。往きと比べて、少しは慣れができたが、揺れ始めると「ああ~」としばし立ち止まってしまうのであった。

 

吊り橋の後は、展望台へ向かった。いつも電車から眺めている高槻と後方の山々が見えたが、標高が高いと見える景色も違う。空気が澄んでいたので視界が良く、おおいに堪能したのだった。

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帰りは下りだし、道も経験しているので、音楽を聴きながら、のんびり歩いて星田駅へ戻った。新しい学研都市線沿線の開拓に成功し、満足して帰路についた。