前回から9か月ぶりに東高野街道の続きで、柏原南口から滝谷不動までを歩いた。
柏原南口駅を出発したのは10:30頃。大和川を渡り、南下する。付近は古市古墳群の一帯にあたり、街道沿いに古墳が点在するが、実際のところは雑木林のようで、気が付かないことが多かった。最初に差し掛かった主要な町は古市。外環状線が駅の西側に開通したため、昔からの落ち着いた街並みは健在だった。
古市を過ぎると、人家は続くが遠望がきくようになり、山のふもとが近いのを実感してくる。生涯で初めての富田林にたどり着いたのは13:00頃であった。金剛大橋の袂で小休止する。
再び街道へ戻って富田林の中心部へ入るが、町並みがこれまた美しく、歩きながら何回も感嘆の声をあげた。
富田林を出ると人家も減ってきて、葛城山脈が視界に入ってきた。かなり遠くへやって来た実感が沸くが、この先の行程を考えると心配になってくる。高野山を目指すなら、あの山々を越えていかなければならないからだ。
ま、今後のことは改めて考えるとして、体の疲労度や時間からして、きりの良い滝谷不動駅で行程を終了した。時刻は14:30過ぎであった。
今回の行程は外環状線などの車道を歩くことがあまりなく、大半が旧街道を踏襲した道を歩くことが出来たのが良かった。あとは初めて見た「PLの塔」の偉大さも印象深かった。